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1 お団子 ページ1
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あ、今日はいつもより高めだな。
ボーッと目の前のきちっとつくられたお団子を見つめる。
ハッと我に返る。
しまった、またじっと見てた…。
小さな変化に気づくなんて変態みたいじゃないか。
「…」
近づいてくるアイライナーに、少し上を向く。
…そういえば、メイクさんでお団子してる人あんまり見たことないかも。する人もいるけど、彼女は毎日必ずお団子だな。
このグループのメイクになってもうそろそろ６ヶ月くらい？
ついこの間挨拶した気がするのに、もう半年経ったのか。
「ドヨンさん？終わりましたよ」
「あ、ありがとうございます。」
あまりにボーとしすぎて終わったのに気付かなかった。
にこっと一度笑ってどこかに行く彼女。
鏡に映ったお団子姿に、なんとなく目が離せない。
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作者名：椿 | 作成日時：2021年11月5日 23時
