が ん ば ろ う ２【 ∞ 】

４２ ページ2

「だんだんお金尽きてくる頃やなぁ」






「せやね、一ヶ月も過ぎればもうあかんよね。

でも、お金どうするん？」






「どないしような..


どっか、新聞配達募集してるとこあらへんかな。
俺だけでもはたらいてくるわ」






「あかん！僕も働く！」






「俺も働く！！」






「お前ら、幼いからあかんわ！
第一、忠なんて起きれへんやろ？」







またでた。






せやから、もう、僕ら幼ないねん







ゆうちゃん、結局わかってへんやん。







「裕ちゃん、１人の負担にさせたないもん」









「俺は、お前らの笑顔を観れればええねん！
ぐっすり寝てる忠の顔も好きやし
美味しいもの食べてる章の顔も好き

俺は、辛い顔してる２人より
ええ顔してる２人が見たいねん



お願いやからさ、俺だけ働かせてくれへん？」









「...」






僕も忠も無言になってもうた。







裕ちゃんの言うてることもわかる








いや、わからへんけど







でも、でもな








僕らやって裕ちゃんの為に何かしたいんよ








いつも、裕ちゃんは僕らの為に何かをしてくれた








今は、僕らが恩返ししたいねん








「..ゆうくん。疲れてもうたらすぐやめてな？」








「ちょ、忠！！！」







「ええやん。ゆうくんが決めたんやもん。
せやけど、ルール守らへんと俺ら怒るから」






「ルール？」

４３→←４１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す