呪霊祓いに来ただけだから、疑わないでもらいたい

世界の命運 ページ36

宿儺が来ると話がずれるな…
さて、脱線はここまでにして。


『…二人っきりで話すのはこれが初めてだね。
今回私が話したいのは、ここでのこと。

なるべく、というか悠仁や私が呼ぶまでは出てこないでほしい。
あ、もちろん口だけとかもだめだよ』

宿「断る。なぜ俺が小僧のためにお前の言うことを聞かなければならない。」

『(私が悠仁のためって思ってるのはバレてたか…)
そういうと思ったよ。だかｒ (宿「しかし」 ！』

私が考えていた交換条件を話そうとしたら、急に宿儺に遮られた。


宿「お前の追っている呪霊。それについて知っていることを話してやる。
その変わり、そいつを確実に祓え。」

『はっ？なんで？』

宿「俺にも事情があってな。その呪霊は祓っておきたい。」

『…あの呪霊になにか因縁でもあるの？』

宿「いや…あいつは最近生まれたようだが、なんせ力が強い。
このままやつを放っておけば、呪霊や人を滅ぼそうとするにちがいない。
悔しいが今の俺の力では奴に劣る。」

『そこで私が宿儺の代わりにそいつを祓うって事か。』

宿「そのとおりだ。話が早くて助かるな。さすが俺の女だ。」

『呪いの王も認知症には勝てなかったか…』←

宿「誰が認知症だ」

宿儺もツッコミってできるんだな…←


さて、茶番はここまでにして…


なんとなくだけど状況はつかめた。

その呪霊が力をつけたら今の悠仁はほぼ100％殺されてしまう。
悠仁が死んだら宿儺も器がいなくなって色々と厄介なんだろう。
(恵のこと気に入ってるって聞いたし。)

自分で祓うにしてもまだ力が足りていない。
だから力をつける前に、なるべく早く私に祓って欲しいってとこかな。


『…確実に祓ってやるからあんまり人前に出てこないでね。
プラスでちゃんと情報も共有すること。』

宿「ケヒッいいだろう。
人前に出てくるかどうかは俺の気分次第だがな。」

だめだこいつ
嫌がらせとかで人前に出てきそう。

ま、そのときは妖怪たちの力でも借りるか…



『はぁ、善処してね。
じゃ、情報ちょうだい。』

宿「いいだろう。
まず、ヤツはおそらくだがすべてのものをこの世から消し去ろうとしている。」

『ケシサロウトシテイル』

…。

世界規模。
せかいきぼ
セカイキボ


…誰だっけ。この任務簡単だからすぐ終わるって言ったの。
世界の命運がかかった前代未聞過ぎる任務じゃねえか。嘘つきめ。

あとで祓お

お豆腐不足？→←噂は不思議な生命体(?)

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