呪霊祓いに来ただけだから、疑わないでもらいたい

フツウとイシツ ページ25

…人選ミスったかもしれない←


えっと、色々とやばいカオス空間にいるAだよー

今、気を引く役を引き受けてくれた悠仁が強盗達の気を引いてくれてる最中なんだけど……

うん←

気を引くレベルじゃない

気をダイソンの掃除機で吸引したレベル(？)だ


悠「ハーイ、ケン！！アイアムカエリタイ！！ここまでOKー？！」

強「俺はケンじゃねえ！！てかてめぇ絶対日本人だろ！！」

悠「ノーー！！アイアム……えーっと、トォム！！ほら！！アメリカン！！」

強「嘘付け！！絶対今考えたやつだろ！！」


もはや漫才

周りのお客さん達も何したいんだろこの人……(・_・)みたいな目で見始めたんだよね……

まぁ、他の人たちの目があちらに向いてるなら好都合だ

『雪』ﾎﾞｿｯ

【分かっておる】ﾌｩｰｰｯ

雪がカメラに息を吹きかけるとたちまちカメラは凍りついて故障した

よしっ、カメラに写って身元特定される心配の無くなったところで……やりますか！！


強盗犯の死角へと周り、悠仁に見えるように右手を挙げる。

悠「！！ーっと、やっぱ英語はよく分かんねぇな。」

強「やっぱてめぇ日本人じゃねぇか！…って何変な面着けてんだよ」

悠「こっちにも…色々あるんだよ！！」ボコッ

強「ぐはあっ！！」


悠仁が話しかけながら強盗犯を殴り気絶させたのを確認した私は、私の担当の強盗犯の元へと近寄り背負い投げした。


強「何？！おめぇら、死にたくなかったら動くな！！」

そう言いながら残った三人が私達に銃を向ける。

私はため息をつきながら強盗達の方へ顔を向けた。


『はぁー、あんたらさぁ。本当に死にそうな場面にあったことある？』

強「はぁ？！ある訳ねぇだろ！！」

『そうだよね。それが普通だ。でも私達はそれが日常なの』

強「何が言いたい？！」

『これでも分かんないの？‘フツウ’で暮らしてるあんた達と‘イシツ’な所で暮らしてる私達には天と地の差がある。

つまり、私達の方が圧倒的に強いってこと』


強「てめぇ……やっちまえ！！」

強盗はそう言いながら銃をうってきた

『ったく、馬鹿だなぁ』

私は全ての球を菊雪で切り落とし強盗達の背後へと周って、手刀を落として気絶させた。

『…呪術師をナメんなよ』


　

ウーー


　

『やっべ、悠仁！行くよ！！』

悠「！おう！」

パトカーのサイレンが聞こえたので私と悠仁は大急ぎで買ったものを掴んで裏口から逃げた。

　


　

どうか、今日の事を後悔する日が来ませんように。(フラグ

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