呪霊祓いに来ただけだから、疑わないでもらいたい

作戦開始 ページ24

『じゃあ雪。私が合図したら防犯カメラをこおらせてね』

【承知した】

雪に指示を出した私は懐から紙の面を取り出し、悠仁に渡しながら口を開く。

『はい、コレ。強盗をフルボッコにするときにはこれ付けてね。あ、悠仁はパーカーも被った方が良いかも。』

悠「あぁ、あの眼鏡君達に見つかっちゃだめなんだっけ？」

『そうなのよ……ごめんね、後で理由は話すから。よし、とりま作戦ね！

私がやつらの気を引いてる間に、雪が防犯カメラを凍らせてくれる。そしたら私が右手を挙げるから、悠仁はあのキンキラ金髪野郎とキンキラジャラジャラピアス野郎をぶっ飛ばして。私は残りの３人やるから。気絶させる程度で良いからね。』

悠「で、でも！それじゃA先生が危険なんじゃ…！」

『だぁーいじょーぶ！私は特級術師で悠仁の先生よ？少しは頼んなって！！

それに、やばくなったら助けてくれるでしょ？』ﾆﾔｯ

悠「勿論！(やべぇ、かわいい/////)

…でも、気を引く役。やらせてくれ」

『……分かった。けど、むりはしないでね』
　


今のところ犯人は５人。

心配なのは犯人が発砲して誰か犠牲者が出たりしないかってことかな。


悠仁は犯人の気を引く役なので、始めから面はつけられない。
だってそんな人に話し掛けられたら、見えてはいけない物が見えてしまったって思われてパニくられる可能性高いし。

そこで悠仁はパーカーを目深に被り、気を引いた後で面をささっと付けることにした。

わたしは大きめの黒いパーカーを目深に被り、面を付けた。
パーカーならこの目立つ銀髪も隠せるし便利だわぁ……




　
『よし………じゃあ始めようか』


　

　

　

sideコナン

今俺はスーパーで強盗に遭っている。
沖矢さんと肉じゃがの材料を買いに来ただけだっつーのに……


見たところ犯人は５人。
全員銃を持ってるな……。

人質が取られないうちに俺の麻酔銃で気絶させたいんだが、他の犯人達が何をするか分からない以上、手出しができねぇ…！！

くそっ…！！どうすれば「ヘーイ！！」…ん？？

強「なんだテメェ！！大人しく静かに座ってろ！！殺されてぇのか！！」

悠「オゥ！！アイアムアメリカ！！なのでスピークニホンゴノー！！」←
(わぁ！！私はアメリカです！！なのでニホンゴを話すのはだめです！！)

いや、嘘つけ。絶対話せるだろ。

突然立ち上がって変な言語で話し始めたのは黒い服に赤いパーカーのお兄さん。

……この人、大丈夫か？←

フツウとイシツ→←13回目の強盗

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