#22 ページ24
#22 カミングアウト
『…あの』
花「副会長さんだ！よかった！」
私が話しかけると森村花は安心したような顔をしてこちらを向いた。
『生徒会室に用事ですか？』
先日のことがあった為、滝川雄亮とは気まずく森村花に話しかける。
花「これ提出しに！」
そう言って元気よく私にA4サイズの紙を渡す花さん。
『学園防衛部…入部届け……えっ！？』
そう、この紙は紛れもない部活入部届でしかも学園防衛部のものである。
雄亮「これ、おれも」
滝川雄亮から渡されたプリントも学園防衛部入部届だった。
花「一応、生徒会に出さないといけないので…
でも副会長さんが通りかかってくれて良かったです！1番怖くないので！」
『そ、そうですか…』
森村花は報道部だったはずだ。もしかして兼部？
滝川雄亮だって、野球部だし
花「やっぱり…駄目ですか？」
美少女の困った顔にやられて首を横に振る
『い、いえ！！受け取ります！』
ああ、飛馬になんて言おう……
受けってから10秒もしないうちに私はひどく後悔した
花「良かったです、じゃあ私報道部があるので！失礼します！」
可愛らしいポニーテールを揺らして去っていく花ちゃんの後ろ姿を見ながら滝川雄亮との気まづい雰囲気に必死に耐えた。
沈黙を破ったのは滝川雄亮からだった
雄亮「…綾小路さん、昨日のことなんだけど」
『あ、うん、』
心の準備をしていたとはいえ、これから話されることに構えてしまう。
雄亮「俺と大成は…ヒーローなんだ。」
『…そう、なんだ』
雄亮「綾小路さんは言いふらす様な人じゃないと思うけど、俺たちのことは誰にも言わないで欲しい」
『わかった、口外しないって誓うよ』
雄亮「ありがとう、助かる」
大成「おーい！雄亮！」
すると丁度いいタイミングで真中大成がやってきた
アカヒーローって言うのはタイミング良く現れがちなのかもしれない
大成「でもバレたのが副会長でよかったわ！なんか優しそうだし！」
雄亮「綾小路さんに失礼な言い方するなよ」
『いいよ、大丈夫』
滝川雄亮が注意すると分かりやすく拗ね、口を尖らす真中大成。
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來夢華 - レッツゴーザ･ハイスクールヒーローズ (5月22日 17時) (
レス) id: 748fa13fe5 (このIDを非表示/違反報告)
ひだこ - 続き楽しみーーーーーーーーーーーーーー！ (5月21日 11時) (レス) @page34 id: 748fa13fe5 (このIDを非表示/違反報告)
傘を忘れた猫さん(プロフ) - ちょすさん» ありがとうございます！少しずつですが更新頑張ります！！ (2021年9月16日 20時) (レス) id: eb8d661443 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす(プロフ) - おもしろかったです！更新楽しみにしています！ (2021年9月16日 14時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
傘を忘れた猫さん(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！こちらこそこの小説を読んでいただきありがとうございます！！3人とも魅力的なキャラですよね！お気遣い頂きありがとうございます！更新頑張ります！！ (2021年8月30日 0時) (レス) id: eb8d661443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘を忘れた猫さん | 作成日時：2021年8月29日 13時
