7.喧嘩原因*2 ページ9
「A−−−−−−っ!!!!」
『ドスッ』
「その名を口にするな……。」
「Aさんっ…今、日も一段とッいいパンチで…っ」ガクッ
食堂でバイトをしているAはエプロンをつけていた。
朝からラビに下の名前で呼ばれ、思わず手が出てしまった。
ラビはいつになったら学習するようになるのだろうか…とその場にいた誰もが考えたことだろう。
「もう、いい加減学習してくださいよ…。」
「ほんと、ねぇ…。」
アレンとリナリーは呆れながらもラビの元に駆け寄っていった。
「…モヤシとリナもいたのか。俺に何か用か?」
2人もいたことに気がついたAは一応、用件を尋ねてみることにした。
もし用がないのなら、話しかけないで欲しい、と切実に思う。
「うん。たいした事じゃないんだけどね?昨日の喧嘩の原因なんだったのかなー、って思って。」
たいした事じゃない、か。だったら聞かないで欲しいかな…
Aはどうでもよくなり、素っ気無く答えた。
「別に…。」
Aがそう言うとリナリーは何故か、にやっと黒い笑みを浮かべた。
…なんだ?何を考えているんだ…?
「そっか。…もし、教えてくれたら、『アレ』、あげようと思ったのになぁ…。」
「?!」
『アレ』にピクっと反応したかと思えば、Aの表情が一瞬にして変わった。
喧嘩の原因を教えたらリナリーが『アレ』をくれるなんて…
とても魅力的だ。
コソッ「『アレ』ってなんさ?」
コソッ「さぁ…何でしょう?」
アレンとラビがコソコソ言い合っていると、Aが急に口を開いた。
「……あれは、ユウが悪い。」
リナリーが、『アレ』と口にしただけで素直に話し始めるAを見て、
その場にいた、全員が驚愕した。
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めありぃぃ - 神田ユウ様ァ〜!! (2021年5月25日 0時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» はい!ありがとうございます!頑張ります! (2015年8月15日 7時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» よろしくお願いします! これからも頑張ってください! (2015年8月14日 11時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» 本当ですか?!!!いや、ほんと、なんて言ったらいいか…嬉しいです←。サキさん本当にありがとうございます!よろしければこれからも仲良くしてやってくださいw (2015年7月29日 23時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» ワタシも読んでます! 面白いです!頑張ってください! (2015年7月29日 20時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神羽 | 作成日時:2015年3月24日 0時