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5.喧嘩するほど仲がいい…と言うけれど。 ページ6

『はいッ、おまちどーんッ!!』
『わぁ…さすがジェリーさん!!今日も美味しそうです♪』
『もうっ、あたりまえでしょぉー!!』
『いただきます!』
『はぁーい♪』

ここは食堂。
毎朝教団内の人間がたくさん集まり、とても賑やかな場所。
今日もいつもと変わらない平和な日々が……

「テメェは黙ってろ!!!!このパッツンが!!!!」
「うるせぇ!!!テメェもパッツンだろ!!」
「「うっせぇ!!!黙れ!!!!!」」

何故か今日は、ただならぬ雰囲気が漂う喧嘩の場となっていた。

「あー…あの2人、また喧嘩してるさぁ……。」
「ここのところ毎日ですかねぇ…。」
「でも、今日はいつもにまして激しい喧嘩だと思わない?」
「「ほんと(さぁ。)(ですね。)」」

食堂に来ていたアレンとリナリー、そして少し遅れてきたラビは静かに神田兄妹の喧嘩を眺めていた。
あの兄妹、口げんかは日常茶飯事だし、周りを巻き込む喧嘩も普通にする。
だから、まぁいつもの事だから今日もすぐに終わるだろう。と誰もが思っていた。

「それじゃ、あれは置いといて私たちはご飯、食べちゃいましょうか?」
「そうですね!」
「いっただっきまぁー『ドカンッ』

『『『『『『?!!』』』』』』

一瞬、とてつもない音がした。

まさか…今、聞こえた音………
その場にいた全員が耳を疑った。
それは、今までの喧嘩ではありそうでなかったこと。

「「イノセンス発動!!!!!」」
「六幻…
「六想…
「「抜刀!!」」

『い、イノセンスまで発動しやがった…。』
『もう、誰にも止められないな…。』
『しかも、、ここ、食堂……。』

周りからは呆れの声が上がる。
無理もない。ただの兄妹喧嘩でイノセンスを使うなんて…
流石にアレン達も驚きと呆れを隠せないようだ。

「…はぁ。一応、避難しときますか。」
「……そうね。」
「ユウとA、絶対ジェリーちゃんにバイトさせられるさぁ…。」
「そうですね。」

このあと、数時間に及ぶすさまじい喧嘩が続いたらしい…。
奇跡的に被害者は出なかったようだが、食堂のありさまは……ご想像にお任せするとしよう。
なんやかんやであっという間に夜も更けていったのだった。

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設定タグ:D灰 , 神田ユウ , 兄妹   
作品ジャンル:アニメ
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めありぃぃ - 神田ユウ様ァ〜!! (2021年5月25日 0時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» はい!ありがとうございます!頑張ります! (2015年8月15日 7時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» よろしくお願いします! これからも頑張ってください! (2015年8月14日 11時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» 本当ですか?!!!いや、ほんと、なんて言ったらいいか…嬉しいです←。サキさん本当にありがとうございます!よろしければこれからも仲良くしてやってくださいw (2015年7月29日 23時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» ワタシも読んでます! 面白いです!頑張ってください! (2015年7月29日 20時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神羽 | 作成日時:2015年3月24日 0時

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