4.日常＊3 ページ5
「…またどーせ、情けないとか、迷惑は掛けてられないとか、そんなこと考えてんだろ。」
「……!!」
「お前分かりやすすぎ。」
「………えー。」
そんなに顔に出ていただろうか…。
まんまと考えていたことを言い当てられてしまった。
「えー。ってなんだよ。」
「だって、いつまでもユウに守ってもらってちゃ悪いし…情けないじゃんか…。」
そういった瞬間、頭の上に神田の手が置かれたのをAは感じた。
そして、わしゃわしゃと撫で回された。
「な、なんだよ？！」
「お前は余計なこと考えなくていいんだよ。」
言っている意味が分からなかった。
「…どういうことだよ。」
うつむきながら聞いてみると、神田は顔を上げろといった。
そして、
「俺にとってお前は唯一の家族だ。とても、大切なんだ。だからほかのものが守れなくても、せめて、お前だけは守りたい。だからお前は俺に守られてればいいんだ。」
神田の口から出たとは想像もできない言葉だった。
まさか、ユウがこんなことを思っていただなんて…。
衝撃と少しの照れが隠せなかったせいか、Aはいつもに増して素っ気無く返事をした。
「べつに…そんな大層なことじゃないだろ…。」
そういうと神田は妙に優しく語りかけた。
「今回はな。」
「え？」
「ウサギだったから大層なことにはならないだけで…例えばお前がAKUMAに追い詰められていたり、ノアに捕まったりしたとしても俺は絶対に助けに行くってことだよ。…まぁ、お前に限ってそんなことはないと思うけどな。」
「…あたりまえだろ。」
俺は強いんだ、と胸を張ると神田はそうだな、と優しく微笑んだ。
そして、何事もなかったの様にすたすたと歩き出した。
どこへ行くんだと聞くと、
「食堂だ。お前も行くとこだったんだろ？」
と言った。
そういえばそうだった。
思い出した瞬間、Aは神田の背中を追いかけた。
そしてもう一度、
「ユウ、ありがと。」
2人は、食堂へと向かった。
＿＿＿一方その頃、ラビは廊下に放置されていた。
「全くもう、ユウはAのことになると容赦ないんだからさぁ…。」
殴られた頬をさすりながら、ぶつぶつと独り言を言っていた。
「あ、これが…兄妹愛ってやつかねぇ？」
そして、一人納得して、食堂へ向かった。
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めありぃぃ - 神田ユウ様ァ〜!! (2021年5月25日 0時) (
レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» はい！ありがとうございます！頑張ります！ (2015年8月15日 7時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» よろしくお願いします！ これからも頑張ってください！ (2015年8月14日 11時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» 本当ですか？！！！いや、ほんと、なんて言ったらいいか…嬉しいです←。サキさん本当にありがとうございます！よろしければこれからも仲良くしてやってくださいw (2015年7月29日 23時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» ワタシも読んでます！ 面白いです！頑張ってください！ (2015年7月29日 20時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神羽 | 作成日時：2015年3月24日 0時
