17:拉致(?) ページ20
ラビに腕を引っ張られバランスを崩し、Aはそのままラビの方へ倒れてしまった。
が、
さすがは常日頃から鍛錬を重ねているエクソシスト。少女が1人もたれかかってきたくらいの事でよろけたりはしない。
しかもAとラビとでは男女の差と共に体格差もあるのだから、ラビがAを受け止めることができて当たり前なのだ。
逆に言うと、Aはよろけてしまっても仕方が無いのだ。
「…おい…この馬鹿が。」
「ご、ごめんさぁ〜。」
ラビはAを抱えたまま、ヘラヘラと謝った。
「あ、でもAが俺の腕の中にいるということは…」
「…?」
その瞬間、ラビがニヤリと黒い笑みを浮かべ、目の色が変わった。
そして、がばっとAを抱えたまま走り出した。
「このまま、俺の部屋までご同行願うさっ」
「おいっ、ちょ…離せっ馬鹿ウサギ!!!」
「へへっ、い〜やさっ♪」
そう言って、ラビは自室へつながる廊下の曲がり角を曲がった。
後ろからはアレンやらなんやらが追いかけてくるが、ラビの速さには追いつくこともできない。
だか、唯一、周りよりも遥かに早く、ラビを追い抜かし待ち構えている人物がいた。
「もう、ラビ!ちゃんとAの意見も聞きなさい!」
リナリーだ。
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めありぃぃ - 神田ユウ様ァ〜!! (2021年5月25日 0時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» はい!ありがとうございます!頑張ります! (2015年8月15日 7時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» よろしくお願いします! これからも頑張ってください! (2015年8月14日 11時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
神羽(プロフ) - サキさん» 本当ですか?!!!いや、ほんと、なんて言ったらいいか…嬉しいです←。サキさん本当にありがとうございます!よろしければこれからも仲良くしてやってくださいw (2015年7月29日 23時) (レス) id: 3f0333f850 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - 神羽さん» ワタシも読んでます! 面白いです!頑張ってください! (2015年7月29日 20時) (レス) id: a63b882efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神羽 | 作成日時:2015年3月24日 0時