神田の弟…？いや、妹！

13:威圧 ページ16

「…あ"ん？」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

殺してやる、と言われとっさにコムイを睨んだが、コムイはその眼差しに怯えていた。
一方、科学班や周りの人々からは歓喜の声が上がっていた。
　
『Aありがとう!!』『流石、神田の妹だぜ！』『コムリンざまぁみやがれ！！』

「…チッ。うるせぇな。」

その時、ぽんぽんっとAの肩を叩く者がいた。

「A、ありがとな。」

傷だらけになりながらもにっと少年のような笑みをうかべてお礼を言ってきたのは科学班班長のリーバーだった。

「…別に。｣
「ほんと助かった。手間かけさせて悪かったな。怪我とかしてないか？｣
「あぁ。大丈夫だ。」
「そっか、ならよかった。」

それな会話をリーバーとしていると、『班長ぉぉー！！Aー！！！』という叫び声が聞こえた。
…全く、誰なんだ。俺の名前を呼ぶのは。

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