監獄学校3

・ ページ9

一ノ瀬目線

AM2:30


本を読みながらうとうとしてた。


もも「一ノ瀬……」


一ノ瀬「ん？子どもは寝る時間だぞ？」


もも「寝れない…」


一ノ瀬「甘えないと寝ることも出来ないのか。ほら、おいで。」


両手を広げて呼んでやる。


もう十分か。


ももをだっこして頭を撫でる。


もも「ふぇぇ…一ノ瀬…(泣)」


一ノ瀬「泣くなよ。ずっとだっこしてるから。」


もも「もものこと、嫌いになった？(泣)」


一ノ瀬「ん？何で？」


もも「だって…だっこしてくれなかったし冷たかった。(泣)」


一ノ瀬「あのな、嫌いなやつを自分の手痛めてお仕置きしないし、だっこしてやらない。」


もも「ふぇぇ……(泣)」


一ノ瀬「もものことは何があっても嫌いにならねーよ。」


もも「…うん。(泣)」


一ノ瀬「ちょっと冷たくされただけで嫌われたと思うなんてまだまだ子どもだな。」


もも「…子どもだもん……(泣)」


一ノ瀬「はいはい。」


ももはこのまま眠りについた。



終了

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