監獄学校2

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一ノ瀬目線


ももが帰って来ないな。

門限まであと5分。


ちょっと覗いてみようと思って外に出たら矢野がいた。


矢野「あれ？どうした？」


一ノ瀬「お前こそ。はるちゃんもか？」


矢野「2人ともかよ。今の場所調べるか。」


一ノ瀬「あぁ。」


矢野「おいおい。めっちゃ遠いぞ？」


一ノ瀬「確かに。5分では帰って来れないな。もう向かうか。」


矢野「そうだな。」



もも目線


門限まであと5分。


鬼ごっこが始まるよ！


コウの話をしながら奥まで逃げる。



もも「ほんとに優しくてね…あっ、光った。」


はる「ほんとだ。ピアス隠しとこ。」


もも「裏道の方から抜けてマンションの方まで行く？」


はる「うん！その方がいい！」


もも「走ろっ！」



裏道を使って上手く逃げる。



でも相手はプロな訳で。



あっという間に見つかった。


見つかっても走り続けるけど。



矢野「はる！ももちゃん！止まるんだ！」


一ノ瀬「逃げても無駄だぞ！」


一ノ瀬に腕を掴まれて、はるは矢野さんによって確保された。


一ノ瀬「もも、確保しました。今から帰宅します。」


矢野「はるも同じく。」


一ノ瀬「どっちが言い出したんだ。」


はる「…私…」


矢野「はる？何を考えているんだ？甘えんなよ？」


一ノ瀬「まぁ矢野。説教は帰ってからたっぷりと。」


矢野「あぁ。はる、一ノ瀬に迷惑かけたんだちゃんと謝れ。」


はる「一ノ瀬さん…ごめんなさいぃ…」


矢野「声が小さい。ちゃんと目を見て言え。」


はる「ごめんなさい…」


一ノ瀬「うん。もも、お前もだ。」


もも「ごめんなさいぃ…」


矢野「うん。じゃあ帰ろっか。」

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