監獄学校2

・ ページ41

一ノ瀬目線


治療が始まって俺の手を強く握るもも。


でもだんだん握る力が弱くなる。


いっぱい泣いてたし、いっぱい遊んだし、眠かったんだろうな。


そのおかげで治療はすぐに終わった。



一ノ瀬「もも、終わったぞ？」


もも「んん…ふぇぇ…？」


一ノ瀬「もうおしまい。帰れるよ。」


もも「一ノ瀬、だっこ…」


一ノ瀬「はいはい。」


先生「新しいピアスもついてるから。お風呂上がりにガーゼをとって薬塗って新しいガーゼに交換してあげて。1週間で治るよ。」


一ノ瀬「分かりました。ありがとうございました。もも、帰るか。」


もも「うん…」


一ノ瀬「寝てていいぞ。おんぶするから。」


もも「ん……」



明日は学校が休みの日だからゆっくり休める。



朝


一ノ瀬「もも、おはよ。朝だぞ？」


もも「んん…ふぁぁ…おはよ。」


一ノ瀬「よく寝たな。」


もも「うん、まだ寝れるよ…」


一ノ瀬「寝なくていいよ。ご飯食べるぞー」


もも「はーい。」




ちょっと勉強させてゆっくりさせる。


ずっと俺のそばにいるんだけど。


本読んでたらその横でもたれ掛かってくる。


今日はよく甘えるな。




そして夜。


ご飯食べる前にお話。

・→←☆GPSの続き

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す