監獄学校1

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もも目線


一ノ瀬、遊んでくれないじゃん。


寂しいなーって思いながらブランコに乗ってた。



すると1人の男の子が近づいて来た。


男の子と言っても私より大きいし、16歳くらいの人。


男「君1人？」


もも「あ、はい。」


男「良かったら友達になってよ。俺、コウっていうんだ。呼び捨てで気軽に呼んでよ。」


もも「あ、うん。私、もも。よろしく。」


コウ「ももは1人で来たの？」


もも「いや、向こうにいる。」


コウ「もものところの刑務官はどうなの？厳しい？」


もも「うん。お尻叩かれるの。」


コウ「そっか。大変だな。俺は全然緩いから注意程度なんだ。だから何でもやり放題。」


もも「いいなぁ。」


コウ「まぁ、何回も補導されたり停学くらったりしてるんだけどね。」


もも「え、一緒だ。私、今停学中で。勉強に疲れたから遊びに来たの。」


コウ「やっぱり？俺、人の表情を見るだけでその人の内面が分かるんだ。ももには俺と同じオーラを感じたんだ。だから声かけた。」


もも「すごい！超能力者みたい！」


コウ「だろ？ふふふ。」


コウはとても優しくてかっこいいお兄ちゃんみたい。


コウはポケットから小さな箱を取り出した。






もも「それってタバコ？」

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