考え中 (ページ8)

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マッサージ2 ページ8

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ふくらはぎを親指で控えめに押してみる。

『指じゃなくて、手のひらでしてください』

一点集中型は痛い、と偉そうに言ってるけど、

痛いのは可哀想なので素直に手のひらでぎゅっと何度か揉む。

『う〜、最高う〜、きもちい、』

目を瞑ってそう言うAはちょっとな、うん、あれやな。

「そらよかったですね〜」

自分がマッサージしてもらう時の真似して、マッサージしてみてるだけやけど、ほんまよかった、

「な、もういい？」

『10分コースやったんか』

「11分コースな」

ありがとうございます、と足を下ろす。

「11分コース、3,000円ですけど」

『え！お金とるんですか！？』

「当たり前やろ！マッサージ屋さんやぞ！」

『はあ、若い女の子の足、あんだけ触っといて、』

「いやいや、触らせてって言うたわけちゃうやん」

『めいちゃんに請求してください。』

めいちゃんなあ、と言いつつLINEを開く。

「マッサージ代3,000円振り込んでください、っと」

『え、LINEしたんですか？』

「おう、した。ほれ」

めいちゃんへのLINEを見せ、顔を見合わせ笑う。

『はよ、返事来ないですかね』

「どうやろなあ、

飯食いながら待つか。」

なにを食べるかとふたりでウーバーを見ていたら、一件の通知。

『詐欺LINEやめてください、やって、』

「ネット詐欺やと思ってんの？」

めいちゃんありがとう、最高の酒のツマミなる。

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