考え中 (ページ21)

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バックハグページ21

．

「え、ごめん！やりすぎた！」

泣いてるAをみて、すかさず後ろから

抱きしめるめいちゃん。

やりよるなあ。

『楽しかったあ、』

と、笑いながらそう言うA。

「え、泣いてたんちゃうの？」

『笑いすぎて、』

「え？泣いてないの？」

『泣いてるよ、笑いすぎて』

後ろから覗き込むめいちゃんと

目を合わせるように後ろに顔を向けるA。

そして、それをきょとんと見つめる俺。

「なあんだよ〜！

泣かせちゃったかと思った、」

『楽しかったよ、ありがとう』

「ちゃうやん、

さっきのつつめる？ってなんやったん？」

抱きしめるめいちゃんの手を

撫でているAに問いかけると、

『あ、これです。

私ちっちゃくて可愛いじゃないですかあ。』

「うん、まあ、それは一旦置いとこか」

『だから、男の人やったら、

ちっちゃい私をつつめるのかなあと思って』

「俺つつめてる？」

『結構完璧につつめてると思うねんけど、

どう思います？』

撫でていためいちゃんの手が離れないよう

両方の手で掴んで俺に見せつけてくる。

めいちゃんもまんざらでもなさそうで、

腹立つなあ

「包まれてるなあ

俺でもできるけどな」

対抗心を持ってそう言ってみると、

『私そこまでちっちゃくないんで』

「Aちゃんちっちゃいけど、

そこまでではないね」

と、言い返されたので、

今度は俺が泣く番。