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水を飲むと、なんだか味が物足りない気がする
車で少し寝たからか少し酔いが覚めた
でも体が動かない
手足一本も動かない
ソファに座って水を……
飲……んでるの?私、
NJ「はい、まだ飲みます?」
隣に座りながら水の入ったコップを持って口元に持ってくるナムジュンさん
やだ……もしかして飲まされてた?
一気に酔いが覚めた
『結構…です』
NJ「ここ置いときますね」
さっきまで動かなかった体が嘘のように軽く感じる
多少酔いは覚めたはずなのに血液の流れが速い
『暑い…』
ナムジュンさんがリビングを出たのを横目に水を一気に飲む
今日の記憶が思い出せない
ナムジュンさんが来て、、、うーん
NJ「どうしました?」
『飲みすぎて記憶が……。私失言とか、迷惑かけました?』
NJ「んー、どうでしょうねー」
『え、どうしよう』
ナムジュンさんが吹き出す
NJ「冗談ですよㅋㅋㅋ」
『もう!…良かった……』
NJ「じゃあ、あれも覚えてないですかね?」
『え!な、何です?』
NJ「今日、家帰ったらダンス教えてくれる約束でしたよ?」
『言いました?私が?』
またどうしてダンスなんか
NJ「はい、Aさんが良いですよ、と」
えぇ、そんな事言っちゃったの…私
ナムジュンさん凄くニヤついてるけど
『あの、後日でも……?』
NJ「僕、ここまで介抱したんですけど?」
『……分かりましたよ!ちょっとだけ』
まだ少しふわふわした感覚のまま立ち上がった
なぜナムジュンさんがそこまで覚えてたのかは分からないけれど、迷惑かけちゃったから仕方なく……
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作者名:こここみ | 作成日時:2022年11月3日 12時