38 ページ38
……あ、出た
『口を開けば、余計なことばっかり言って!このチョンホソク!』
HS「もしもし…何だよ急に!………………あーごめん〜、ついつい」
『ここ最近毎日電話かかってくるのよ!』
HS「大変だね…」
『どうしよう…もしこの状況がバレたら…』
HS「ヒヤヒヤだね…」
『ヤー、ホソガ!他人事過ぎない?』
HS「ストレス溜まってるだろうに」
本当そうだよ
ジム行くにも次の日動けないくらいに筋肉痛すごかったんだから頻繁に行けないし…
HS「踊りに行かない?」
『え?』
急に脳筋みたいじゃん
HS「ダンスで発散したら?最近どうよ」
『最近っていうか……ここ数年ダンスなんて』
HS「今日スタジオ予約してあるんだよね、行かない?」
『でも今日はずっと家にナムジュンさん居るからなあ……』
HS「何?ナムジュニの保護者にでもなった?」
保護者……まあ、確かにそんな感覚ではある
『ナムジュンさーん!』
遠くのナムジュンさんを呼ぶ
NJ「はい?」
『今日ちょっと出かけてもいいですか?』
NJ「はい!大丈夫です」
『じゃあ、冷蔵庫に黄色の作り置きが入ってるタッパーがあるのでお昼はそれをチンして食べて下さい、電子レンジは蓋閉めたままで3分以上は温めないでくださいね!中身爆発しちゃうので。あと、食器は洗わなくて大丈夫です。水に漬けて』
HS「おい!親か!」
『あ、すみません…いつもみたいに…』
HS「ナムジュナ、いつもこんな感じでお世話されてんのか?」
スピーカー切っとくんだった…
NJ「ああ、まあ……」
『もう!切るよ!』
HS「あーㅋㅋこれは恋人ってより…」
切った。
NJ「ㅋㅋㅋ仲良いですね」
『全然です!』
NJ「どこに行くんですか?」
行く場所は伝えるべきだよね…
『ホソクとダンススタジオに…』
NJ「踊りに?ホソクと?」
『えっと、まあ気晴らしって感じです』
NJ「……」
なんの沈黙だろう
NJ「行きたい」
『え?何と?』
NJ「行きたい…です、その一緒……に?」
『…あーあははㅋㅋㅋ』
え、どうしよう。
正直に言うと、
嫌……
いや、ナムジュンさんが嫌とかじゃなく!決して!
恥ずかしい…から?
ただ、ナムジュンさんの目が…輝いていて……断りづらい。
そんなに行きたい?踊るの好きだっけ?
とりあえず、愛想笑いでもしとこ……
291人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こここみ | 作成日時:2022年11月3日 12時