ストップセクハラ！！2【ハイキュー】

57話 ページ13

黒「じゃあまずパスから。ほら、俺にボールやってみろ」


貴「ほいっ」







私は授業を思い出しながら、ボールをクロの方に打った。







黒「よっ」









ボールが帰ってくる。



まっすぐ、私の頭上へと帰ってくる。



綺麗な回転だ。









貴「よっ！」








何度かパス練習をした時、クロが言った。




黒「いい感じ、初心者にしてはなかなかだぞ、
でも、もっと指先まで力を込めて。手の形を作って、ほら、こーゆー風に……」







私の背後に周り、抱きしめるような形で私の手にクロの手を添える。





黒「こう、ほら、ボールを押し出して。



……どうした？」







貴「いや、クロの手でっかいなぁと思って、、、体も。包容力ハンパねぇっす」



黒「……！まあ男だからな、どう？惚れちゃった？」



貴「うん、惚れた。是非とも抱いて(ぎゅっとして)頂きたい。」




黒「……おいおいそれは反則だぜ、、、


A、言葉選びを気をつけろって前も言ったよな、俺じゃなければ勘違いして襲われてたぜ、、」





貴「……？？」









その後もレシーブ、トス、サーブ、色々なことを教わった。



黒「わり、もう俺戻んねーと。でも素質あるじゃん、ジャンプ以外。」




貴「あ、ほんと？

ふつうにうれしい、ありがと。」



黒「じゃ、このままうちのマネになることを期待してるぞ、じゃあなー」




もしかしてバレた？いやいや、そんなことはない。






本当は音駒のみんなのプレーの改善のために。


みんなのためにやったなんて言ってやるものか。





それにしても、


貴「バレー、楽しい！」

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