39話『1つの場所』 ページ40
あれから数時間
ショッピングモールに戻って色々な所を回った。
服を見たりゲームセンターに行ったり滅多にしない事をたくさんした。
「おや...もうこんな時間か
A 最後に行きたい所があるのだがいいかい?」
『?...いいよ』
* * *
歩いていくお兄ちゃんに付いていくと最初はお花屋さんに行き花束を買いまたそこから歩くと沢山のお墓がある場所に着いた。
「こっちだよ」
そう言うお兄ちゃんは何処か寂しそうなのに優しい笑顔を浮かべた複雑な顔をしていた。
そこから少し歩いた所...1つの墓牌の前に止まった。
そこには「S.ODA」の文字が。
「私の友達の...マフィアを辞めるきっかけを作ってくれた織田作のお墓だよ。昨日 話したよね」
『織田作さんの...』
「前からAを連れてきたかったんだ」
お兄ちゃんはしゃがみ花束を置いた。
お兄ちゃんにとって織田作さんは大切な人なんだね
今、凄く優しい顔をしてるから
私も織田作さんにお礼...言わないとな
『織田作さん。太宰 Aです。
お兄ちゃんに今の道を進めて下さりありがとうございました。とても...楽しそうですよ』
横目にお兄ちゃんを見ると目を丸くして私の方を見ていた。
『お兄ちゃんの友達に挨拶は必要だからね』
「A...」
驚いてたり笑ってたり寂しそうだったり
今日はお兄ちゃんの色んな表情が見れた日だったね
『お兄ちゃん。そろそろ帰ろ?
中也お兄ちゃんも来ると思うから』
「そうだね。じゃあ 織田作 また来るよ」
お兄ちゃんは最後に笑って歩き出した。
お兄ちゃんの砂色の外套が揺れた。
それは風に吹かれたようにも見え 見ない何かに
触れられたように見えた。
「太宰兄妹は似た者同士か...」
2人が去った後、そんな声が何処からともなく聞こえてきた。
ーーーーーーーーー
あー...話がまとまらなくなってきたこの頃。
543人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ!!ありがとうございます!!更新頑張りますっ! (2018年5月6日 18時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…! 更新待ってますね! (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます! (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください! (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます!頑張りますっ!! (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年3月31日 13時