４話『買い物と話』 ページ4
『何故､貴方が？』
「ポートマフィア！？」
「おい、でけぇー声を出すな」
取り合いず 場所を変えるぞ と言う中也お兄ちゃんの一言で私達は人の少なそうなカフェに入った。
『えっと..エリス嬢を連れてきてくれたのですか？』
暫くの沈黙が流れたので私が口を開くと何故かあたふたする人虎。
『そんなに焦らないで。今は何もする気はないわ
先に自己紹介をしましょうか』
私がそんな事を言うと中也お兄ちゃんが敵同士なのに自己紹介ってどうなんだ？っと言ってくる。
今日はこの子を捕まえて来いなんて命令されてないから大丈夫でしょ？
「ぼっ僕は中島敦！武装探偵社ですっ！！」
『敦君ね。じゃあ、次 中也お兄ちゃん』
「何で俺なんだよ」
『いいじゃない』
不満げな顔をしながら私を見る中也お兄ちゃん。
私も中也お兄ちゃんを見ると中也お兄ちゃんが溜息をついた。
「はぁ...俺は中原中也。ポートマフィア幹部な」
「中原さんって太宰さんの元相棒の？」
(ﾋﾟｸｯ)
その言葉に少しだけ肩を揺らす。
太宰？ 何故 敦くんがその名前を？
「何で 太宰野郎を知ってんだ」
「知ってるも何も僕の上司ですから」
上司...？という事はあの人は武装探偵社？
何で あの人が光の世界なんかに...
どうせ私の事なんて忘れてしまってるでしょうね
昔から私はお荷物だったから。
「A！！」
(ﾋﾞｸｯ)
『なっ...なに？』
「お前、顔色悪いぞ？」
『大丈夫...何でもないよ中也お兄ちゃん』
中也お兄ちゃんと言っていても私の本当のお兄ちゃんは太宰 治だ。
いっそお兄ちゃんの事なんて忘れてしまった方が楽
でも、分かってるのに忘れられないんだ...
訓練の時はもちろん怖かった。普通に殴られ 蹴られをしていた。
でも、それ以外はいつも優しかった。
私の体調も心配してくれ 任務成功の時はいつも褒めてくれた。
そしてよく言っていた「流石､私の妹だ」が大好きだった。
『敦くん おに...太宰さんはどうして居るの？』
そう言って居たお兄ちゃんは今、どう暮らしているの？
真っ黒だったお兄ちゃんは白くなれてるの？
やっぱり今のお兄ちゃんが知りたいよ。
私、見捨てられてもお兄ちゃんの事が大好きなの
本当は今すぐにでも会いたいよ。
だが、敦くんの口から出た言葉は私を固まらした。
「太宰さん？仕事をサボってじさつがどうとか言ってますよ？」
『.....』
お兄ちゃん。そこは直して欲しかった。
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yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ！！ありがとうございます！！更新頑張りますっ！ (2018年5月6日 18時) (
レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…！ 更新待ってますね！ (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます！ (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます！頑張りますっ！！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukinoyado | 作成日時：2018年3月31日 13時
