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3話『買い物と遭遇』 ページ3

「A、中也 行きましょ!!」

『はい。エリス嬢』


「それでは行ってまいります」

時間は経ち 本部へエリス嬢を迎えに来た。


嬉しそうに走っていくエリス嬢にどうしても行きたそうにしている首領を紅葉の姐さんが叱っている。



一般的が見たらほんとにマフィアか?と疑うと思うけど私達にとったらこれが普通だ。








それから本部を出て車に乗りショッピングモールに着いた。

平日なのにとても賑わっている。

『人が多くて目が回りそう』

「そうだな」

中也お兄ちゃんも同意見で皺を寄せていた。

「早く行きましょ!!」

『エリス嬢!あまり走らないで下さい!』


見失ったら首領に絶対に怒られる

任務失敗の時より怖いよ。


まぁ、失敗なんてした事ないけど...お兄ちゃんがカバーしてくれてたから。

「おい!Aもあんまり走るな!!」

後から中也お兄ちゃんの声が聞こえる。

『でも、エリス嬢を見失ったら首領に首切られる!』


周りの人は冗談だと思うだろう。だがマフィアではマジだ。


「エリス嬢 見当たらねぇーな」

『このまま帰ったらマジで首領に首を切られる』

あれを使うかなぁ...。


『念の為に首領に許可をとってエリス嬢の服に私の血を付けてきた。花吹雪を使えばすぐに見つけられる』

「それは使うな」

『なんで?』

1番 安全に手っ取り早く見つけられるのに。

「人も大勢居る。それに明日は大事な任務があるんだからやめとけ」

『...分かったよ。』

因みに言っておこう。エリス嬢にGPSを付けたら
首領が飛んでくるから辞めておいた。


「地道に探すぞ」







『そんな事、私がすると思う?









異能力 《花吹雪》』


「てめぇ!!」


中也お兄ちゃんにバレないように忍ばせておいたナイフを取り出して手に刺した。

次の瞬間 血は大勢の間を潜って進んでいった。



「お前 何してんだよ!!」

『なに?異能を使ったんだよ』

血を細くすれば只の赤い毛糸に見えない事もないし


「俺の言うことを聞けよ」

『聞いた。一瞬だけ』

そう言うと更に怒り出す中也お兄ちゃん。





『中也お兄ちゃんの異能は私には通用しないよ



無効化もあるから』



「いい加減にしろ」

今の中也お兄ちゃんを最下級構成員が見たら絶対に怯むだろう

私だって怖いし。



「A!中也!」

声が聞こえ振り返る。

そこには探していたエリス嬢と70億円の賞金の掛かった人虎が居た。


え?人虎...?

4話『買い物と話』→←2話『優しいお兄ちゃんの夢』



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yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ!!ありがとうございます!!更新頑張りますっ! (2018年5月6日 18時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…! 更新待ってますね! (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます! (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください! (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます!頑張りますっ!! (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年3月31日 13時

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