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18話『黒の時代3』 ページ18

「それはいい考えだね」

首領はニヤリと笑った。

ポートマフィアでは 太宰が1から鍛え直す と言ったら 死を意味する。

太宰のスパルタ教育に付いてこられるものは2人のみ
その他は全て死んだから。

「では、早速 訓練所に行こうか。




いいですよね?首領」


「あぁ。もちろんだ



Aちゃんの部下は考えておいてくれ」


「分かりました」

そう言い残し太宰とその部下達は首領室を出た。










「君達はマフィアに来て何年だい?」

「私達は全員 同期で...2年です」

2年か...。

「Aは何年か知っているかい?」

「いえ。存じ上げません...」



「Aはマフィアに四年前に入った。


その時は8歳でね。私が心配してすぐに補佐にしたんだよ。そしたら それを気に入らない人達が出てくるんだけど Aが人を殺している姿を見ると
皆 すぐに黙った。2年もAの姿を見てきたら何故か分かるよね?」

「はい...分かります」


「それならいいよ。」


Aの人を殺す姿は凄い綺麗なんだよね。

剣術が得意だから

剣を持たせたらなお最高。



更にマフィアに入ってから数回しか使ってない
花吹雪を見れるなんてねぇ。



「Aは部下に優しいから甘く教育されたよね

でも、私はそうは行かないから覚悟してよ


精々 死なないように頑張って」


訓練所のドアを開けながらそう言った。


部下達の顔には恐怖しかない

今にも逃げ出したいと言う顔だ。



まぁ、逃げ出したら許さないけど。



「ふふっ...君達は何発まで耐えれるかな?」



パァン!!

乾いた部屋に銃の音が響いた。

そして1人の部下が血を流しながら倒れる。

「まだ1発だよ?」

私は倒れた部下に近寄った。

「こんなんで倒れるなんて...


まだ芥川くんの方が優秀だよ」


そう言いながら2発 撃ち込んだ。

他の5人は固まっている。

まさか銃で撃たれるとは思っていなかっただろうね


「君達は仲間が殺されたのに何故、突っ立っているんだい?


銃を構えたりしないのかい?」


Aは本当に甘くしていたみたいだ。

私の妹なのに優しいね。


「じゃあ、次 君ね」

その隣にいた部下に銃を向けた時 扉が勢いよく開いた。




「Aさん!!」


そこには中也に抱えられたAが居た。



「A?なんで...」


部下達(みんな)が心配で早く目が覚めちゃった




いくらお兄ちゃんでも皆を傷付けたんだから許さないよ』



そう言ったAの目には光がなかった。

御礼と頼み事(?)→←17話『黒の時代2』



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yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ!!ありがとうございます!!更新頑張りますっ! (2018年5月6日 18時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…! 更新待ってますね! (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます! (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください! (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます!頑張りますっ!! (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年3月31日 13時

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