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8話 『中也お兄ちゃんは鬼』 ページ8

『中也お兄ちゃんの鬼』

あれから数分後 少しの間 中也お兄ちゃんと言い合いをして最後に中也お兄ちゃんが異能を使い私をベットに投げ捨てた。


嘘。投げ捨てられてはない。

「鬼じゃねぇーよ」

『...任務したい』

私がそう言うと中也お兄ちゃんは溜め息を付いた。

「手前が悪い」

『中也お兄ちゃんも悪い』

元々 こうなったのはエリス嬢からを目を離した私達が悪い。

なら 中也お兄ちゃんも駄目だろう。

「何でそんなに任務をしたいんだよ...」

そう。中也お兄ちゃんには大切な任務と伝えて詳細は教えていない。

『だって!だって!今日は紅葉の姐さんと一緒に任務なの!!』

「あぁ...手前 紅葉の姐さん 大好きだもんなぁ」

『分かるでしょ!?なら』

「駄目に決まってんだろ」


鬼だ...酷い。

1日ぐらい いいじゃんねぇ...。

「手前、青鯖に1日ぐらい大丈夫って 言ってやらせてもらって何日 体調崩したかなぁ...?」

『えっと...5日』

「それを分かってんならやめろ!!」

『嫌だ!紅葉の姐さんとしたい!!』


ある意味、兄妹喧嘩。

こうやって言い合いしたの何年ぶりだろ。

と言うより中也お兄ちゃんも頑固だ

『...お兄ちゃん お願い?』

お兄ちゃん呼び+上目遣い。

これをやると大体 中也お兄ちゃんは負ける。

「.....駄目だ」

『ぐっ...』

効かなかった。あの中也お兄ちゃんに!!



『中也お兄ちゃん おねが ケホッケホッ』

「おい。大丈夫か?」

やっば 咳が...止まらない

苦しくて涙が出てくる。中也お兄ちゃんは優しく背中をさすってくれる。

『おにぃ ちゃん』

唯一 口から出てきたのはこの言葉。


お兄ちゃんは...こんな私に疲れたから私に何も言わずにマフィアから出ていったんだ。

それなのに...まだお兄ちゃんに頼るの?

やめてよ...これ以上 お兄ちゃんに嫌われたくない

(俺じゃ...完全にAの力になれないよな)

「A すまん。少し待ってろよ」



――――――――




俺が部屋を出ると同時に首領から電話が掛かって来た。

《もしもし 中也くんかい?》

「はい。そうですけど どうされましたか?」

《Aちゃんに頼みたい事があるのだけど》

「ですがA、今 熱があって《それだからだよ》」

は?っと口に出そうになったのを抑えてその続きを聞いた。

《そろそろ Aちゃんの誤解を解いたあげようと思ってね








.









だから、Aちゃんには探偵社にある書類を届けてもらいたい》

9話『熱の中の任務』→←7話『花吹雪を使った代償』



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yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ!!ありがとうございます!!更新頑張りますっ! (2018年5月6日 18時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…! 更新待ってますね! (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます! (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください! (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます!頑張りますっ!! (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yukinoyado | 作成日時:2018年3月31日 13時

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