「妹とマフィア」 ページ4
『何ででしょうね。織田作さんに言われると本当にそんな気がして来てしまう』
自分でも馬鹿みたいと思いながらもそう感じていた。
「...お前がマフィアに居る理由はなんだ？」
『中也お兄ちゃん達が居るから...と
生きる意味を見つけるため。』
2つ目の理由を言ったのは織田作さんが初めて
まぁ...お兄ちゃんは気付いてると思うけど自分の口から言ったのは初めてだ。
「太宰にも言った事だが闇に居ても何も見つからない。それなら人を救う側に行った方がいいと思うぞ？」
『でも 私は...ごめんなさい。少し』
続きを言おうとした時に私のポケットから電子音がなった。
最近は多いな...
ディスプレイに首領と映し出されているので大方
新しい任務だろう。
『もしもし首領。太宰です』
「Aちゃん 殲滅の任務を頼みたい今回は1人で」
急に任務を言われる事なんてよくある。
殲滅かぁ...まぁ今の立場だったら人を殺 すのは逃れられないよね。
『...殲滅ですね。わかりました
場所は？』
「〇〇ビル。マフィアを裏切ったみたいだからね」
『生け捕りは？』
「いらないよ」
今回は徹底的に。
『今からすぐに向かいます』
「あぁ頼んだよ」
溜息を付きたくなるのを抑え私はスマホをポケットにしまった。
『どうやら新しい任務のようです。まだ話したかったのですが失礼します』
「..気を付けろ」
『はい。』
その言葉を最後に私はあじさい園を走って出た。
電話で任務を言い伝えられたら時間が勝負。
電話内容を聞かれていたら逃げられる可能性も十分にあるからその隙を与えないために1秒でも早くその場所に行く。
人混みは避けながらとにかく走り数分後には目的の場所についた。
人通りが少なくビルも普通に駅前にありそうな３階だてのものだった。
私は耳を澄ませビルの中にどのくらい人が居るのが確認した。
片目の視力がないからと昔から訓練されたので聴力はマフィアの中でも一番よく 足音でどのくらい人数が居るかなどは分かる。
このビル内にはざっと20人。
もっと詳しく探ると...
１階に人は約９人 ２階には約６人 ３階には約５人
花吹雪で一気に行くかナイフで仕留めるか。
...今回は花吹雪をやらない
ナイフ1本で仕留める。
これぐらいの人数なら余裕。
今は殺 したくないなんて関係ない。
そもそも年齢的にも立場的にも殺 したくないから
任務放棄なんて許されない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 495人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yukinoyado(プロフ) - 夜叉夜叉さん» ありがとうございます。約束のネバーランド！！今、友達に漫画を貸してもらっているので読みしだい考えさせて頂きます！ (2019年2月4日 20時) (
レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夜叉夜叉(プロフ) - リメイク楽しみにしてます。次回作なんですが、約束のネバーランドの兄妹ものはどうでしょうか？ (2019年2月3日 22時) (レス) id: 73edff1dca (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 飛鳥さん» コメントありがとうございます。いえいえ...そんな事ありませんよ！私もこんな高い順位取ったの初めてです！！ (2018年8月29日 20時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
飛鳥 - 真面目ですねぇ〜…。私は50位取れればいいくらいですよ…! (2018年8月29日 10時) (レス) id: 4fa29f4293 (このIDを非表示/違反報告)
#harigaya mako*(プロフ) - yukinoyadoさん» 返信ありがとうございますm(__)mはい(*^^*)絶対、見ます(*^▽^*) (2018年8月11日 0時) (レス) id: 509492d3f2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yukinoyado | 作成日時：2018年6月2日 21時
