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『…休めって言ったじゃん』
MG「あ!Aヌナ!遅い!!」
この子には何を言っても意味ないらしい
…
今日は命日になりかねない
MG「ヌナ!お疲れ様!びっくりした?」
『ちょ…大丈夫なの…?』
MG「ヌナは心配しすぎ!意外と堂々としてたら見つからないから!」
『ほんと…何かあっても知らないから…』
何で当の本人はこんなに…
MG「行く場所は決めてありますから!は〜い!ミンギュツアー出発します〜」
謎の旅行感覚…
歩き出すと同時に私の荷物を当たり前のように持ち出したヨンヒミナム
『ちょ、それ重いよ!』
バイトの制服やら化粧品やらいろいろ入った激重バック…
MG「ヌナが疲れて歩けなくなったらおんぶしてあげなきゃでしょ〜それよりマシ」
『自分で歩けるから!』
意外と優しいヨンヒミナム
MG「ヌナって休みの日何してるの?」
『休みの日ね…特に何もしてないんだよね、友達も少なくて』
MG「あ、そっか!ヌナ外国人だもんね一応!」
自分でもびっくりするくらい
家にいるときは何もしていないのである。
MG「なら暇な時、またこうやって遊びにいこうね〜ヌナ!!」
『そんな事言ってたらほんとに誰かに見られるよ〜』
本当に危機感のないアイドルだ…
それからバスに揺られて
MG「到着〜〜〜!!!!!!!!!」
『ハンガン?』
MG「そう!うわ〜久しぶりに来たな〜!」
『私も久しぶりに来たかも…』
最近はずっと家とバイトの往復で変わらない景色だけで生きてた
…何だろうこの生きてる実感は
MG「ヌナー!こっち向いて!綺麗に撮ってあげる!」
『ちょっ、今めっちゃ疲れてる顔してるから!私が撮ってあげるよ!』
アイドルのフォルダに保存されるのはごめんだ!!
MG「十分なのに…!じゃーヌナの携帯で撮って!」
『え?…まかせて!かっこよく撮ってあげるからね!』
…さ、さすがビジュアル有望株…
ライトアップされてない平凡なちょっと大きい川が背景でも
…映える!!!!!
まるでハンガンがヨーロッパの街並み…
MG「どう?かっこよく撮れた?」
『ばっちり!』
MG「じゃーヌナ!送って!…カトクしてるでしょ?教えて!」
『ん?そんなめんどくさい事しなくても、共有出来るから!
ほら!出来た〜』
そんな簡単にSNS教えようとするとは…
きっと今年中にヘマするぞヨンヒミナム
MG「ヌナ…ガード硬すぎ……」
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作者名:ずん x他1人 | 作成日時:2017年5月31日 15時