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ガチャ

『おはようございます!』



「おはようAちゃん〜今日も頑張ろうね〜」

『はい!サンドイッチの準備してきますね!』









朝8時30分

コーヒーの少し苦い香りに包まれて

おっとりした店長に挨拶して一日が始まる




韓国に住み始めてもう3年目に差し掛かろうとしていて



この半年間は

バイト、バイト、遊び

のような毎日同じ生活で暮らしている




元は韓国の大学に入学したいな、なんて思ったりして

高校を卒業して

とりあえず韓国で語学堂にいってみたものの

遊び遊びの毎日で

1年で卒業するつもりが

2年間も語学堂に費やしてしまい

勉強したくなさに負け、

前からバイトしてたこのカフェで社員のようにシフト入れてもらってるという状況、、、




そう、いわゆる私はクズの部類に入る人間だ。


そして想像の通り彼氏もいない

お先真っ暗である。

闇だ闇。




「Aちゃん〜そろそろ開けるね〜」



朝9時30分

いつものようにうちのカフェがオープンします



営業が始まってからは


午前中はまぁまぁお客さんが来て、

お昼は近くのトッポッキ屋さんが繁盛して

夕方はまぁまぁお客さんが来て、

夜もまぁまぁお客さんが来る。



隠れた名店とでもいっておこう。




そして午後11時


あと30分で1日の営業が終わろうとしていたとき

変なお客さんが来た





カランカラン



『いらっしゃいませ〜』


「ヨンヒ!何がいい?俺が奢るよ!」






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作者名:ずん x他1人 | 作成日時:2017年5月31日 15時

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