シングルマザー、始めました 【Daiki.S】

お兄ちゃん 2 ページ3

蒼空「りょーちゃ〜〜〜〜〜ん！！！」







亮「そーーーーーらーーーーーーーー」







家に帰ってきて晩ご飯の準備をしている間にお兄ちゃんが家にやってきて、感動の再会みたいになってるけど、






「…お兄ちゃん、一昨日も来てたし」





というか、叔父と甥の関係というより、






蒼空「りょーちゃん、仮面ライダー観よ！」





亮「見よ見よ！この前3話まで見たから次4話？」




蒼空「うん！蒼空、それがいい！」



亮「よし、そうしよか！」




仲良し兄弟みたいになってる




とはいえ年齢差があるのは否めない




超ルンルンでテレビのリモコンをポチッと押した蒼空









蒼空「あ、りょーちゃんや！！」






たまたま点けたチャンネルでは音楽番組がやってて





そこでマイクをもって歌ってるのは、今目の前で保育園児と同じレベルで楽しんでいるお兄ちゃんの姿





関ジャニ∞というグループで活動してるお兄ちゃんは所謂アイドルと呼ばれるもの






亮「も〜、ハズいから見んとってー！！」





蒼空｢きゃー！やめて！！｣


お兄ちゃんからこしょばし攻撃をくらい、笑いながらのたうち回る蒼空




お兄ちゃんは関ジャニ∞の錦戸亮という、一般家庭ではありえない光景





私はシングルマザーな為、お兄ちゃんと同じ『錦戸』を名乗ってる訳で




珍しい名前やからか、苗字を名乗ればいつもお兄ちゃんの話題が上がるのには慣れた



その度にお兄ちゃんの存在を隠すのは面倒やけど





家ではこんな感じやけど世間では大変有名なお兄ちゃん



超多忙な中、こうやって私達のことを心配してくれて頻繁に家に来てくれる




色々と迷惑掛けっぱなしでホンマに申し訳ないぐらい





蒼空「ひゃっ！りょーちゃん、こしょばいー！！！」






楽しそうにじゃれ合う2人





保育園でも家でも大人の男の人と会うことが無いため、こうやってお兄ちゃんが来てくれることで暴れ回ることをさせてあげれたり、男の人の免疫もつくしお兄ちゃんには感謝しかない

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