シングルマザー、始めました 【Daiki.S】

再会 2 ページ8

蒼空「ママ、どしたん？」







「へ？…なんもないよ、ごめんごめん」




あまりにも上の空になりすぎちゃって何回も蒼空に心配されてしまった








止まっていた手を動かして急いで夕飯作りを再開する






それにしても、どうしても離れへん柊真君の存在






何でなのかと言われれば分からんけど、また会うような気がして





「追加するぐらい…」




もう柊真君は退所してる



柊真君の連絡を知ってたとしても、大毅とはもう関係ない



気付けば、私はスマホを取り出して柊真君のLINEを登録していた







「蒼空、ご飯出来たから片付けてー」





蒼空「うんーちょっと待ってー」





「早く片付けてーー」




未だに熱中しながら遊ぶの蒼空のオモチャを一緒に片付けて、その空いたスペースにご飯を並べる





_ﾋﾟｺﾝ





"登録してくれてありがとう

突然やけど、今から会えたりする？"





早速、柊真君からLINEが来た






"ごめん、ちょっと用事があって"






蒼空を置いて出て行く訳にもいかない





そもそも仕事がある私にとって２人で居る時間が少ない分、こういう時間を大切にしていこうって蒼空を産んだ時から決めてた





父親が居ないからと寂しい思いをしてほしくなかった





「よしっ、食べよ！」






「「いただきまーす」」



美味しいと笑顔を浮かべながら頬張る蒼空





この笑顔を守る為にも私は頑張らないといけないから

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