いつかの記憶 【キンプリ】

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廉「…んっ。もう朝か…。」

外が明るくなったのに気が付いて、俺は、目を覚ました。

隣のベッドを見てみると、気持ちよさそうに寝ている紫耀。

もうちょっと、寝させてやるか〜。

今日オフやし。ご飯でも作るか。


今日は、フレンチトースト。 作ってる途中に

紫「…んぅ。…ぇん？」

目を擦りながら起きて来た。

廉「あ、起きたか？おはよう。」

紫「おはよ〜。」

まだ、眠いんかな？ なんか、少しポヤ〜ってしてるような感じがする。

廉「眠いん？(笑) 顔洗ってきーや。後、歯も磨いてき？」

紫「うーん…。」

泣き疲れなんかな？

そう思いつつ、ご飯を作る。


廉「紫耀〜！ ご飯出来たで〜。」

紫「ありがとう。」

顔を洗い終わって、歯も磨いた紫耀は、ソファに座って、テレビを見ていた。


出来たフレンチトーストをテーブルに置いて、

「「いただきます」」

そう言って俺らは食べ始めた。

紫「ん〜。おいし〜！」

廉「なんか、いつもより幸せそうな顔しとるな？(笑)」

紫「いや〜、だって〜。美味しいんだもん！！」

満面の笑みで、そう言ってくる紫耀は、可愛くて、眩しかった。

作って良かったな〜って思わせてくれるねん。紫耀って。

廉「良かった！！ ま、自分で食べても美味しいな〜って、思うけどな(笑)」




「「ごちそうさまでした！」」


そう言って、食器を直そうとすると、

ピーンポーン

紫「あ！！ ジーコだ！！」

気付いた紫耀は、嬉しそうに玄関に向かった。

ガチャ

康「しょーお！！ケガ、良くなったんやってな！？」

紫「うん！！」

嬉しそうに話すジーコと紫耀の声が聞こえる

そんなに嬉しいんやな(笑) ま、紫耀と俺みたいに、結構昔からの付き合いやしな〜。


康「お！！廉いた！！おはよう！廉！！」

廉「おはよう！！なんか、えらいと元気やな？」

康「紫耀と、廉と会えるん嬉しいからさ！」

紫「僕も！！」

紫耀。なんや、さっきとは、大違いやん。俺と住むよりも嬉しいんかな？ジーコと会うことは…



やべ〜。 めっちゃ、独占欲湧くんやけど。

俺、今日一日、耐えるんキツイかもしれん。

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