いつかの記憶 【キンプリ】

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廉side



大吾が帰ったあと、無言な時間が続いていた。


そんな時やった…。


紫「うぅっ…」


そう、言いながら頭をおさえて寝転がる紫耀。


廉「紫耀！？ どないしたん！？ しょお！？」


呼びかけながら、紫耀の体をさすってみるけど、痛そうにしてるばかり…。




あっ！！ そういや！！



あれは、まだ紫耀の打撲が良くなってくる前。


ある日、俺のマネが、紫耀が昼寝している間に来たことがあった。

その時に、紫耀に、これから起こるかもしれないという事を教えてくれた。


マ『体の傷は、幸い打撲で済んだ。けれど、頭はかなり負傷している。

　 だから、突然酷い頭痛が起こることがあるそうだ。その時ようの、薬をもらってきた。

　 すぐにではないらしいが、そのうち よくなってくるそうだ。

　 もし、紫耀が、苦しんでいたらこれを飲ませてあげてくれ。』


廉『わかり…ました…。 そういや、紫耀のマネさんは大丈夫なんすか？』

マ『かなり、負傷していたが、今、順調に回復してきている』

廉『そっか。良かった…。 ありがとうございました。』



そんな会話をした。きっと、マネが言ってた頭痛だろう。そう思って薬を取りに行った。


廉「よし、あった。」



紫耀のそばに行くと、紫耀が、泣いているのがわかった。


紫「れっ、、 ひとりにっ… しないでっ、、、。」

廉「ごめんな？ よしよし、もう大丈夫やで。 これ飲んで？」


紫耀の体を起こして、薬を飲ませる。


それから、紫耀をぎゅっ ってしながら、俺に紫耀の全体重を預けるようにした。



そんな状態が、20分続いた。


紫「んっ、」

紫耀が、体を俺から離すから

廉「ん？ 良くなったん？」

って、声をかけた

紫「うん。 廉、ありがとう。 廉がそばにいてくれて、うれし…かった…。」

廉「紫耀？」

紫耀がまた、もたれかかってきたから、顔をのぞいてみたら、寝ているしょお。

廉「ふふっ…。疲れたんやな…。おやすみ、紫耀。」





そう言って、俺は、紫耀に









優しい口付けをした…。

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