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67. ページ34

「安室さんっ!?一体どうしたんですか?」



「道でこの方とぶつかってしまって…すこし歩けない状態なのでポアロで治療をしようかと、大丈夫ですか?」



「はい!わたし、救急箱持ってきます!」

どうやら梓さんが持ってきてくれるようなので柳原さんを椅子に座らせ、靴を脱がせた。

結構ひどいな…相当歩いたのかもしれない。
赤く腫れて皮が剥がれ、血が出ている。


「安室さん、持ってきました!」



「梓さん、ありがとうございます、じゃあまず水で洗いましょう」

水を染み込ませたコットンで患部を洗う。
洗えたと思ったら次は消毒。


「多分痛いですけど我慢してくださいね…」


「は、はい…」


結構な状態だから俺が緊張する。
ちょん、とつければ上から小さな悲鳴が聞こえた。


「……そんなに耐えなくても大丈夫ですよ」


柳原さんはすごい顔で耐えている。だいぶ痛いのだろう。
とても申し訳ないがすごく面白い。まじでその顔やめて欲しい。



「す、すみません…いっ…いった…」


消毒をすれば、ガーゼで覆う。


「はい、終わりですよ」


梓さんが接着剤でヒールをくっつけてくれたようだ、結果は成功、流石ア〇ンアルファ。



「ありがとうございます…!どうお礼したらいいか…



「お礼なんていいですよ、元はといったら僕のせいですし…」



時間を見れば8時50分。
もうすぐで開店だな。



「柳原さん、なにか頼みます?」



「え、でもまだ開店前じゃ…」



「大丈夫ですよ、もう少しで開店なので」



はい、とメニューを差し出せば早々に決めたようだ。



「ミルクティーと、ハムサンドをお願いします」



「はい、かしこまりました」


そうにっこり微笑めば柳原さんも笑った。



「本当に、ありがとうございます」



そう笑った。その顔が、なんだか可愛かった。







「安室さんこんにちはー」



「あ、新一くん、こんにちは」

ポアロに一番乗りしたのは、どうやら高校生探偵くんだった。

組織壊滅後、コナンくんは俺に高校生探偵だったことを話してくれた。
組織が壊滅するまで話せなかったが、終わったから話したとの事だった。


さすがにその説は俺も考えてなかったし、不思議なことがあるもんだな、って感じだ。
どうやらコナンくんは海外の両親の元に行ったことになったらしい。


ポアロでお客さんに無邪気に事情聴取するコナンくんが見れなくなるのは寂しいが…


「お姉さん、その怪我どうかしたの?」

…あんまり変わらなさそうだ。

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今日の遭遇人物

赤井秀一


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茜子(プロフ) - 盛りそば。さん» うわあめっちゃ嬉しいです…!!これからもグッとくるように頑張ります!! (2019年8月7日 17時) (レス) id: 0ba88b4f06 (このIDを非表示/違反報告)
茜子(プロフ) - toratora10さん» 紛らわしいことしてすみません…!!完結ではないです! (2019年8月7日 17時) (レス) id: 0ba88b4f06 (このIDを非表示/違反報告)
盛りそば。 - ア"ッ何かすごく胸の奥に来る…(語彙力) これは良作ぅ… (2019年7月15日 11時) (レス) id: 2b295a992e (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - 完結ですか? (2019年7月11日 8時) (レス) id: 666f1a834c (このIDを非表示/違反報告)
茜子(プロフ) - ありすちゃん?さん» 私も何気そのシーン好きです笑読んでくださりありがとうございます! (2019年6月1日 16時) (レス) id: 0ba88b4f06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜子 | 作成日時:2018年4月1日 22時

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