うちの喫茶店員が天使すぎる件について。【名探偵コナン】

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「もうすぐ夏ですね〜」



『そうですね、もう梅雨もすぎましたし…』



「そろそろあれやります？？」



『あれ？』



「「試作会！」」




『しさく、かい？？』



・


今日はお店を休業にして試作会をすることになった。


つまり、夏に向けての新メニューの開発だ。


「…といっても」



「なんか夏の商品、出し尽くした感ありますよね」



「そうなんですよね〜」

梓さんがどうしよう、と言葉を漏らした。

被っても悪い訳じゃないが、まあ新しい発想の方がいいだろう。


すると、Aちゃんが声を上げた。


『あ！夏といえばあれですよ！！』



「「あれ？？」」



『トルコアイス！！』



「「…へ？」」



「あのトルコアイスって…屋台で、たまに見るような？」



「あの、粘りのある？？」



『ドンドゥルマです！』



「「ど、どんどぅるま？？」」


彼女から出てくる言葉に何も言えない。
え、ドンドゥルマとは？？


『トルコアイスの事ですよ！最近はポピュラーになってきていますし、作り方もさして難しくはないですし夏にピッタリじゃないですか？？』


「…うん、確かにいいかも！！」


「そうですね、新しい発想だから常連の方も喜んでくれそうです」


『わたし、役に立ちました？？』



「うん！Aちゃんやるね！！」



『やった！』


そういって梓さんとハイタッチするAちゃん可愛すぎ天使かよ。
おおおお目を覆うわまじ。


『透くん？』


「ん？なんですか？」


『透くんはハイタッチしないんですか？』


「へ、あしますよ」

寂しげな顔で見つめられ咄嗟に答えればAちゃんは俺の手に自分の手を一瞬だけ重ねた。

『やった！ですね！』


そういってウインクされれば俺は死んだ。



(かわいい、かわいい…)



(え？透くん？)



(安室さん、無心でLINEのひとこめに可愛いって打ち続けるのやめてください。)

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今日の遭遇人物

赤井秀一

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