No.23 ページ24
届くはずのない大切な人たちの声がした直後、
目の前で惨劇が起こった。
私を狙っていた喰種はいつの間にか赤い肉塊と化し、
その塊の先には…
赤く染まった董香が立っていた。
あまりのことに声が出ない。
なにか物を使ってやっつけた？
でも何も持っていない。
…まさか、素手で？
普通の人間には出来ない芸当だ。
もしかして…
『董香も…喰種なの？』
震える声で問いかけると、董香の肩がピクッと動き、
かすかに頷いた。
董「…黙ってて、ゴメン。」
あんていくに着いた途端に董香が呟くように言った。
ぶっきらぼうに冷たく言ったつもりでも、
彼女の目からこぼれた涙をみて思ったことがある。
私は董香をそっと抱きしめた。
董「ちょっ…！アタシは！」
『知ってるよ。分かってるよ？…確かに私の家族を食べたのは喰種だよ。…でも、ソレと董香は違うでしょ？』
董「でも、私は…たくさんの人を…！」
『人間だってそうだよ。…ちょっと対象が違うだけ。』
董「じゃあ、私の事怖くない？嫌じゃない？」
そんなこと決まっている。
私は、もちろん、と大きく頷いた。
董香の顔に笑みが広がる。
私たちは人種よりもっと大きな壁を乗り越えて抱きしめあった。
「えーっと…」
そこに遠慮がちに声をかけてきたのは金木さんだった。
金「ねぇ(人２)ちゃん…僕も、君に話があるんだ。」
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日本茶 - 続き待ってまーす！ (2014年11月3日 18時) (
レス) id: 05d2f106a2 (このIDを非表示/違反報告)
魔紅黒夢 - 金木くうううううううううううん！！！！！！！ (2014年10月20日 21時) (レス) id: 864f6f3c1c (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月7日 11時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - すごく面白かったです!!カネキ君がすごい好きなんですが、カネキ君の小説少なかったのでうれしいです ! これからもがんばってください!!続き楽しみに待ってます!! (2014年8月7日 9時) (レス) id: f52d64c3c8 (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - 本当ですか！ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月5日 13時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：下野恋 | 作成日時：2014年7月31日 15時
