No.17 ページ18
金木side
僕は人間。
そう言い聞かせれば言い聞かせるほど、僕の中にいる利世さんは強く反発し、人間を求めた。
今は夜中。
長い一日もようやく終わりを告げ、これから絶望の夜明けがくる。
その時、ある少女にであった。
あんていくの店員の女の子。
でも…
金「…人間を…食べてる…」
喰種だ。
彼女は喰種だったんだ。
僕は彼女に助けを求めた。
彼女は渋ったけど、芳村さんという人が僕を助けてくれた。
芳「金木君、あんていくにおいで。
あんていくは君のような人は大歓迎だ」
にっこり優しく微笑む芳村さんの笑顔に安堵し、僕は着いていくことにした。
いつも見ていたあんていくの制服を身にまとい、店内へ足を踏み入れる。
ここの従業員が全員喰種とは全く気付かなかった。
ならば、自分もそうそうバレることはない。
安堵のため息とともに、絶望の淵に立たされた孤独なため息も流れ出る。
そうこうしている間に自己紹介を店長の芳村に促された。
芳村の影から出て、控えめに自己紹介をする。
はずだった。
でも、緊張でうまく言葉を紡げずしたを向いてしまう。
芳「自己紹介、してごらん」
董「言われなきゃできねぇのかよ」
店長の優しい声がけとトーカの冷たい反応が金木を焦らせる。
すると、懐かしい、大好きな声がした。
『董香、口が悪いよ…』
聞き覚えのある声に顔を上げ、確認する。
紛れもない。
僕の初恋の人がそこにいた。
彼女も流石に驚いたようで
『か…金木さん…？』
「(人２)ちゃん…」
…
続く沈黙。
伝えたいことは山程あるのに言葉が喉につかえて出てこない。
けど、一番伝えなくちゃいけないこと。
金「(人２)ちゃん！この間は本当にごめん、」
とにかく力一杯謝る。
この懺悔が君に届くまで。
沈黙に耐えかねて、再び顔を上げた時。
君は言葉では形容できないほど美しく…
泣きながら微笑んでくれていた。
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日本茶 - 続き待ってまーす！ (2014年11月3日 18時) (
レス) id: 05d2f106a2 (このIDを非表示/違反報告)
魔紅黒夢 - 金木くうううううううううううん！！！！！！！ (2014年10月20日 21時) (レス) id: 864f6f3c1c (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月7日 11時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - すごく面白かったです!!カネキ君がすごい好きなんですが、カネキ君の小説少なかったのでうれしいです ! これからもがんばってください!!続き楽しみに待ってます!! (2014年8月7日 9時) (レス) id: f52d64c3c8 (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - 本当ですか！ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月5日 13時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：下野恋 | 作成日時：2014年7月31日 15時
