No.15 ページ16
しばらく静かに涙を流していると外はもう真っ暗になってた。
暗闇というと嫌でも思い出す、あの日のこと。
家族を失ったあの日のこと。
でも、今の私に真っ暗闇はお似合いで
そのままフラフラと歩いていた。
すると、
ドンッ
何かにぶつかった。
『すみませっ…』
謝りながら顔を上げると、そこには…
血まみれの喰種が立っていた。
『きゃぁぁぁぁ！！！』
必死で走った。
(早く！早く！早く！早く！)
でも、元々走るのが苦手な私はすぐに捕まった。
喰「うまそーだな…どれ、」
喰種の手が私の首を締め上げる。
(あぁ…ここでおしまいか…)
こんな状況でも思い出されるのは金木さんのこと。
(なんでかな…でも、もう関係ないか。)
そう思って全身から力を抜くと、遠くから董香ちゃんの声がした。
董「ふざけんじゃねーよ！！」
ガシャーン！！
目を開ければ、そこにいたのは血に染まった董香ちゃんだった。
『董香ちゃん…？』
振り返った董香ちゃんの目は、黒の中に赤が輝く喰種特有の目だった。
『董香ちゃん…喰種なの？』
董「そう…だよ。」
董「アンタの家族を無くさせたのと同じ。
どう、嫌いになった？」
自嘲気味に笑う董香ちゃんは、何故か金木さんと重なって気づけば董香ちゃんのことを抱きしめていた。
『大丈夫！大好きだよ？だって董香ちゃん私の
こと助けてくれたじゃん！』
董「(人２)…」
『あっ、初めて名前で呼んでくれたね！』
真夜中の路地裏で私たちは笑いあいながら、友情を深めた。
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日本茶 - 続き待ってまーす！ (2014年11月3日 18時) (
レス) id: 05d2f106a2 (このIDを非表示/違反報告)
魔紅黒夢 - 金木くうううううううううううん！！！！！！！ (2014年10月20日 21時) (レス) id: 864f6f3c1c (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月7日 11時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - すごく面白かったです!!カネキ君がすごい好きなんですが、カネキ君の小説少なかったのでうれしいです ! これからもがんばってください!!続き楽しみに待ってます!! (2014年8月7日 9時) (レス) id: f52d64c3c8 (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - 本当ですか！ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月5日 13時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：下野恋 | 作成日時：2014年7月31日 15時
