No.10 ページ11
金木side
目が覚めるとそこは病室だった。
昨日起こったことが、現実かどうかわからなくなるくらい無機質な病室の中で昨日の事を現実だと思わせてくれるのはお腹にできた大きな傷だけだった。
(利世さんは喰種だった。…僕は騙されていた
っていうことは(人２)ちゃんも喰種か？…いや
そんなはずは…)
僕がこんな考察を脳内で繰り広げていると病室のドアが開き、僕の恋い焦がれている君が入ってきた。
『金木さん大丈夫なんですか？！』
彼女の言葉には偽りを感じなくて…むしろ彼女の声を聞けて心から喜んでいる自分に気がついた。
(この子になら騙されても…)
そんなことを頭の隅で考えながら、僕と(人２)ちゃんは本の話で盛り上がった。
(やっぱり気が合う！)
僕が喜びに浸っていると看護師さんが現れた。
…ご飯。
僕はお腹が空いているはずなのに…
鮭は異様に生臭く、ご飯はねちょねちょ。
病院食なんてこんなもんか、と割り切ろうとしたができなかった。
ところが、そんな僕を不思議に思ったのか(人２)ちゃんは僕の食べ残しを口に運び、平然としている。
(なんで？！どうして？！)
僕が悩んでいるうちにいつの間にか(人２)ちゃんの姿は消えていて、残されたのは(人２)ちゃんからのお見舞い(本)と食べかけの食事だけだった。
そして…
一つ気づいたことがある。
それは…
金「この病室に箸は一膳。…ということは…か
間接…///」
この発見は年齢＝彼女いない歴の僕を興奮させるには十分すぎて、先程までの悩みは何処へやら。
(まあ、いっか。)
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日本茶 - 続き待ってまーす！ (2014年11月3日 18時) (
レス) id: 05d2f106a2 (このIDを非表示/違反報告)
魔紅黒夢 - 金木くうううううううううううん！！！！！！！ (2014年10月20日 21時) (レス) id: 864f6f3c1c (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月7日 11時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
alice(プロフ) - すごく面白かったです!!カネキ君がすごい好きなんですが、カネキ君の小説少なかったのでうれしいです ! これからもがんばってください!!続き楽しみに待ってます!! (2014年8月7日 9時) (レス) id: f52d64c3c8 (このIDを非表示/違反報告)
下野恋(プロフ) - 本当ですか！ありがとうございます！頑張ります！ (2014年8月5日 13時) (レス) id: b14f4907c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：下野恋 | 作成日時：2014年7月31日 15時
