15話ですよ 〜過去のお話〜 ページ17
「えーと。眼科に行ったらどうですか?どう考えても及川さんから寄って来てますよね?」
女2「どうせあんたがたぶらかしてんでしょ!」
「え、私が?たぶらかすなら及川さんみたいな人よりもよりも岩泉さんみたいな人の方がいいです。」
女3「はぁー?ふざけてんの?」
女1「お前みたいなの及川さんにふさわしくないんだよ!!!」
あ、これやばい。だって手に持ってるの石だよ?石だよ?(2回目)
ブンッ! ゴンッ!
1回目は先輩が石を投げた音。2回目は……………
「……岩泉さん……?」
私をかばった岩泉さんの背中に石が当たった音だった。
岩「大丈夫か?ケガは?」
「……あ、してないです。それより岩泉さんが。」
岩「俺は平気。そんな痛くなかったし。」
女1「あ、岩泉くん……。その……。」
岩「言い訳はいらねぇ。うせろ。」
岩泉さんの一言で先輩方はおかえりになりました。かっこいいね!
岩「お前、及川に言った方がいいんじゃねぇか?」
「岩泉さんには見つかっちゃったのでしょうがないですけど、及川さんは……あんまり部活の邪魔になってほしくないんです。性格はあんな感じですけどバレーボールやってる時だけは、まっすぐでキラキラしててかっこいいと思うから。」
岩「そうか。なにか、俺にできることあったら言ってくれ。力になる。」
「ありがとうございます!」
それからは上履きが隠されたりすることはなくなったけど、先輩からの目線が痛かった。
事件が起きたのは中2の4月だった。3年生の先輩方は卒業したけど、1つ上の先輩はまだ学校にいるに決まってる。
国「A。及川さんたちが来ててさ、また勝負したいって。それと...あんま無理しないでよ?」
「国見...。うん、わかった。ありがとね。及川さんとの勝負か〜久しぶりだな〜あ、行くからって伝えといて?」
国「うん。」
女バレの練習が早く終わったので、その勝負に付き合ってあげることにするか。
「はい、今回も私の勝ち〜。アイスありがとーございまーす。」
及「だぁぁぁ!また負けたぁぁぁ!」
及川さんたちは中学によく遊びに来てた。その日も私が勝って、アイスおごってもらうことが決定!やったね!
及「先にコンビニ行って待っててよ。片付け手伝ってから行くからさ。」
「分かりました。」
学校を出て歩道橋を渡る。その時、誰かにお背中を押されたと思ったらもうすでに私の体は階段から落ちていた。
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うたかた(プロフ) - 使天さん» え、ほんとですか!?それはもうほんとに奇跡です! (2018年10月6日 22時) (レス) id: ded82f12ed (このIDを非表示/違反報告)
使天 - 夢主ちゃんの身長が中2の私と同じで驚きました。奇跡です!! (2018年8月26日 18時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
うたかた(プロフ) - モンブランさん» あ、間違ってるところありましたか!?すいません!直しておきます! (2018年3月10日 14時) (レス) id: 25e05e664a (このIDを非表示/違反報告)
モンブラン - 山口の一人称『俺』だった気がするんですけど… (2018年3月10日 14時) (レス) id: 371911a4dc (このIDを非表示/違反報告)
うらかた(プロフ) - ジュリさん» そう言っていただけるとありがたいです!ありがとうございます! (2017年10月29日 12時) (レス) id: 25e05e664a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うたかた | 作成日時:2017年4月25日 20時