14話ですよ 〜過去のお話〜 ページ16
私は4歳の頃からバレーボールに触っていた。
お母さんもお父さんも中学から大学までバレーボールをやっていた。
「世界一の女子バレーボール選手になる!」
と言って、ひたすら練習をしていた。
中学はバレーボールが強いと聞いていた北一に入った。
そこで出会ったのが岩泉さんと及川さん。
及「あ!Aちゃん!ジャンプサーブ!どっちがコントロールがいいか勝負!」
及川さんはよく私に勝負を挑んで来た。
及川さんいわく私はそこらへんの男子より断然うまかったらしい
「いいですけど、また私が勝ちますよ?」
及「今日こそは及川さんが勝つもんね!」
岩「どうせ負けるだろ。」
及「あーー!岩ちゃんまでそーゆーこと言う!及川さん泣いちゃう!」
「うるせぇですよ」
及「Aちゃんに至ってはそれ敬語じゃないからね!」
とまあ、毎日こんな具合に過ごしてた。
異変が起きたのは、1年生の9月。私の上履きがなくなった。
最初は持ち帰ったんだっけ?くらいに考えてただけだったけど、それが3回も4回も続けばさすがに気がつく。誰かが隠しているのだと。
「ねぇ、私の上履き知らない?」
影「いや。また、ないのか?」
その日も上履きを隠されて、同じクラスのとびおに相談していた。
モブ1「あの……」
クラスの女の子だ。いつもは目立たずに大人しくしてるような子なのにどうしたんだろう。
モブ1「あの…及川先輩のファンの人たちが……その、裏庭の草むらに捨ててるところ……朝、見ました……。」
「あ、ほんとー?ありがとね!」
なんで及川さんのファンの人たちがやったのかは私でもわかる。私が仲良くしてるからだ。
影「大丈夫なのか…?」
「うん。こんくらいじゃ心折れないよ。」
子供みたいなことしないで直接くればいいのに。取りに行くのとか探しに行くのとか……………………
めんどくさいんだよおおおおおおおお!
「取りいってくるわ〜。ついでに1時間目エスケープするからよろ。」
影「…………わかった。」
あの人たちならやりかねないから納得。
「えーと、上履き、上履き。お、あった。」
ほんとに投げ捨ててあった。汚れるからやめてほしーわぁ。
女1「ねぇ、Aちゃんだよね?」
「はい。そっすけど。」
うわぁ。及川さんのファンの人たちだぁ。わたしぃこわぁい。←
女1「及川さんに近づくのやめてくれない?」
あ、やっぱそういう感じ?嫌な予感しかしねぇ。
いったん切ります!
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うたかた(プロフ) - 使天さん» え、ほんとですか!?それはもうほんとに奇跡です! (2018年10月6日 22時) (レス) id: ded82f12ed (このIDを非表示/違反報告)
使天 - 夢主ちゃんの身長が中2の私と同じで驚きました。奇跡です!! (2018年8月26日 18時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
うたかた(プロフ) - モンブランさん» あ、間違ってるところありましたか!?すいません!直しておきます! (2018年3月10日 14時) (レス) id: 25e05e664a (このIDを非表示/違反報告)
モンブラン - 山口の一人称『俺』だった気がするんですけど… (2018年3月10日 14時) (レス) id: 371911a4dc (このIDを非表示/違反報告)
うらかた(プロフ) - ジュリさん» そう言っていただけるとありがたいです!ありがとうございます! (2017年10月29日 12時) (レス) id: 25e05e664a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うたかた | 作成日時:2017年4月25日 20時