The Shade Japan ～我らの挑戦～ sixth【イナオリ】【シェイドジャパン】 (ページ44)

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赤の獅子との接触(紺堂日暮＆志葉龍華) ページ44

僕のスマホが着信を告げる。番号を見るかぎり、知らないヤツだ。

日暮「もしもし……？」

『こんにちは、紺堂日暮さん』

日暮「＿＿誰だい？どうして僕の名前を知ってる？」

『そんなに警戒しないくても大丈夫ですよ？
私は貴方たちを陰から支援する者ですから』

日暮「僕達の、支援者？ちょっと待って、どういうことかな？」

『詳しい事は、今日の午後お話しましょう
○△□カフェに来てくださいね』

日暮「そんな勝手に話を進めないでくれ。僕にも事情ってものがあるんだ」

『私の正体を知れば、そんな事言えませんよ？』

日暮「……仕方ない、行けばいいのかい……？」

『それでは、また会いましょう』

まったく……何者なんだい？支援者さん。

────────────
これで大丈夫かな
ホント全く丁寧な喋りは面倒いな

「さぁ、用意するか」

午後─inカフェ─────

「ここだよ、紺堂日暮さん」

そうフワリと笑って、迷っていたシェイドジャパンを作った人を呼んだ

日暮「君……は？」

「私は、志葉龍華……志葉家18代目当主、と言っても分からないと思う…………獅子財閥、現当主って言った方が良いかな？」

日暮「ッ＿＿！？あの獅子財閥の！！嘘だろう！？」

「嘘は言ってない…………嘘を言うなと爺から言われているからな」

日暮「……信じたいんだけど、ちょっと証拠がないとな」

「確信が欲しいなら、雪姫に聞けばいい
本当の事を教えてくれる」

1番近くに居て、陰ながら紺堂日暮を助けている人物から聞けば信じるだろう

日暮「……仕方ないなぁ。分かった、信じるよ。それで、用件はなんだい？」

案外、素直に信じてくれたみたいだ

「簡単な事……オリオン財団を潰して欲しい…………」

日暮「潰す……？僕たちは元からそのつもりだよ」

「違う意味で潰して欲しい…………イリーナ･ギリカナンが目指している世界になってしまえば

貴方も……勿論、私も…………自由に行動する事が出来なくなる」

日暮「その根拠は？ちゃんと説明してくれなきゃ、ね」