The Shade Japan ～我らの挑戦～ sixth【イナオリ】【シェイドジャパン】 (ページ16)

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必殺タクティクス(枷宮青蘭&籠宮白蘭&響木美壱狐）【練習試合前半4-3表】ページ16

「ここまでは、順調のようですね」

「だな、にしても強すぎんだろ。アゲハの嬢ちゃんも優の姉貴もよ」

「そうですね、女性でもあれほどの実力とは末恐ろしいです。まあ、攻めれる内に攻めちゃいましょう。響木さん、ちょっと・・・」

美壱狐に声をかける

美壱狐「なぁに？少年君、僕に用かな？」

「少し、貴女のお力をお借りしたい」

美壱狐「力をー？」

「はい、まず貴方にはイナズマジャパンのボールをカットしていただき、私か白蘭のどちらかにパスしてください。その後は・・・」

美壱狐の耳元で青蘭が指示を出す

内容は青蘭と白蘭が必殺タクティクスを発動させている間のサポートだ

そのタクティクスの内容を聞き、美壱狐は目を見開く

美壱狐「それ、大丈夫なの？(玉蹴りにはそんなものもあるのか…不思議じゃのぉ)」

「ええ、ですがこのタクティクスはまだ未完成、不備があるかもしれません。その際のカバーをまかせたいんですが、よろしいでしょうか？」

美壱狐「んーわかった！僕、力になるよ！(たくてぃくすとやらはそんなに大変なものなんじゃな)」

「お願いしますね」

そして、イナズマジャパンのボールから再開する

美壱狐「灰色坊や……少し玉を頂くよ♪」

灰崎「何、今度はテメェか！」

ボールをカットされた灰崎は顔を歪ます

美壱狐「おーい！白黒の玉だよー♪」

美壱狐は白蘭にパスを出した

美壱狐「頑張ってねー♪」

「わかってるわ、ありがとなー」

「白蘭！」

「ああ、行くぞ青蘭！」

「「必殺タクティクス！『迷いの森の番人』」」

次の瞬間、フィールドにいるイナズマジャパンの全員の視線が二人に集中した

「さぁ、こっちだ！」

白蘭が青蘭に、青蘭から白蘭に人と人の間を縫うようにパスをし合う

稲森「行かせるか！」

灰崎「行かせねぇ！」

ボールをカットしようと稲森と灰崎が動く

光「明日人君、灰崎君！止まってください！」

光の待ったに灰崎と稲森が止まる

気づくと二人の距離はぶつかる手前ギリギリだった

灰崎「周りよく見ろ！」

稲森「ごめん！でも・・・どうして気づかなかったんだろ？」

そうこうしている内にボールは美壱狐へ

「響木さん、シュートを！」

美壱狐「任せてよ……『極炎の舞！！』」

美壱狐のシュートはゴールに突き刺さった

光「野坂さん、これは・・・」

野坂「ああ、どうやら僕たちは本当に迷わされたみたいだね。二人の番人に・・・」