The Shade Japan ～我らの挑戦～ sixth【イナオリ】【シェイドジャパン】 (ページ13)

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お暇な狐さん？（響木美壱狐）【練習試合前半4-1裏】ページ13

｢ふーん………玉蹴りの戦はこうなってるのか……｣

美壱狐は現在、屋根の上でのんびりとサッカーの試合を眺めてた。もちろん今の姿は妖怪の姿

｢………この世の人間は、変わってる……｣

｢『神狐(かみきつね)』様｣

｢……なに｣

側近｢こんなところで玉蹴りの戦を見ていたのですか？｣

美壱狐は、不満そうに『そうだけど』と答えた
話し相手は、側近の狐。美壱狐は狐族の中でも一番高い『神狐』の種族らしい

｢………お主なぁ……我には名があると言うたのに…何故名を呼ばんのじゃ？これも伝説にまつわることなのか？｣

側近｢はい、それに貴方様は婚礼相手を決めなくてはなりませぬ。早めにお決めくださいませ……では、私はこれで｣

そう言って、側近は消えた。消えたのと同時にゴールしたときの笛が鳴り響く

｢……白髪女と……それを好むおのこか………面白い組み合わせ……さて、次はどうなるのかな？｣

そう言って、美壱狐は酒をぐいっと一口飲み干した