The Shade Japan ～我らの挑戦～ second【イナオリ】【シェイドジャパン】 (ページ12)

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裏切りはできない(柳原空乃&月下院紫月) ページ12

空乃side

日暮センパイと雪姫センパイは、あの手紙の内容を黙っているつもりだ。

「あたしはそんなこと、できないっ……」

悠馬や、西蔭センパイを裏切るような真似はできない。

だからあたしは、あの手紙の内容を

イナズマジャパンに伝えに行く。

「失礼します、紫月センパイ」

だから、協力してくれそうな人を訪ねた。

「今、大丈夫ですか？」

紫月「うん、平気だよ。」

「ありがとうございます。実は紫月センパイに手伝ってほしいことがあって……」

紫月「後輩のお手伝いなら是非。それで？」

「スペイン代表にオリオンの使従がいる、という内容の手紙が届きました。

だから、それを日本代表に伝えに行きたいんです」

紫月「日暮ちゃんに言えば良いんじゃないのかな？一応、あの人がこのシェイドジャパンを創ったわけだし…。」

「無理です、日暮センパイや雪姫センパイは手紙の存在を秘密にするつもりですから。

だから、紫月センパイに手伝ってほしいんです……お願いします」

あたしは頭を下げて、紫月センパイにお願いする。

紫月「…日暮ちゃんも雪姫さんもだめなのか…。分かった！強力な助っ人がいることだし、私に任せてっ！」