148 ページ13
「え、そうですか？」
「うん、なんか明るくなった」
「それは…以前はどんよりしてました？(苦笑)」
「そうじゃないけど、何だろう？
好きな人でもできた？」
「…直球ですね」
「やっぱそうか(笑)
俺も分かりやすい方だけど園田さんもわかりやすいと思うよ？(笑)」
初めての恋愛だからこそ、隠しているつもりでも隠せていなかったのかもしれない。
「ちゃんと会えてんの？」
「一応は…」
「でも社員になったら残業も増えたりするから、時間なるべく取れるといいね」
「そうですね…時間は作るものなので」
「作るものねぇ…本当にそうだよな。それこの間彼女と同じこと言われた(苦笑)」
なんて世間話をしながらお昼を食べる。
そんなに変わったのかと言われたら自分ではよく分からないけれど、潤はどうなのだろう？
いつも見ているから分からないけど潤は私と出会ってから何かが変わって見えたりするのかな。
「来週ボストン飛ぶわ」
「そうなの？」
夜ご飯を食べながら潤がそう言ってきた。
「Aがプロジェクトメンバーじゃなければなぁ…」
「え？」
「無理矢理休ませて連れてったのに(笑)」
「それは…潤が選んだんだから何とも言えないじゃん(笑)」
「でもまぁ…俺の見る目は確かだったってことかな」
「私をメンバーに選んで正解ってこと？」
「もちろん。貢献してくれたんで」
チュッと可愛らしいキスを落とした。
「どのくらい行くの？」
「4日間。弾丸で行く」
「なら、すぐだね」
「俺がいなくて平気？」
「平気」
「嘘つけ。俺のこと襲ったやつが(笑)」
「もう言わないで、反省してるんだから(苦笑)」
「いや、すんなよ(笑)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 744人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Clara
| 作者ホームページ：https://www.instagram.com/st.clara.6/?hl=ja
作成日時：2021年6月12日 19時
