人生とは甘美である。Jun.M (ページ14)

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新しい環境を迎えたその日。

初日のため早く行くのはもちろんだが、余裕を見てかなり早めに家を出た。

1階のお馴染みのカフェで、カフェラテを注文し、カウンターから人の出入りを見ていた。

そして時間になると2階の受付で山本さんと待ち合わせし、面接をしてくれた2人に私は引き継がれて、山本さんと別れた。

私は9階の経済書専門の販売促進部の事務職として働くため、3人で9階に向かい、簡単な自己紹介を済ませ、デスクに案内してもらった。

予想より部署内の年齢層は少し高めで、男性が圧倒的に多かった。

若手なのは私の指導担当の飯島さんとあと5～6人くらいだろう。

デスクを一旦整理し、今日は3人で食事ブースで食事を取った後、飯島さんが各フロアを案内してくれることになった。

2階に受付。
3階に総務。
4～10階の9階を覗いた各部署内を軽く会釈をしながら周った。

私が就業したのは経済書部門だが、他には法律関係、税務関係、経営関係の部門に分かれており、それぞれ各フロアはざっと見た限り50人以上いた。