日向が架空詐欺にあった様です。【HQ】 (ページ9)

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電話を切った月島が日向に携帯を返した。

月「これでもう掛かってこないと思うよ。ちょっと。ぼーっとしてないで感謝ぐらいしなよ。」

日「あ！ありがとうございます月島さんっ！！」

日向は両手で携帯を受け取った。

山「さすがツッキー、こういう事にも詳しいんだね！」

月「まあ、テレビで見ただけ。…僕が居たから何とかなったけど、そこの王様とこのお猿さんだけじゃ今頃大変な事になってただろうね～。」

月島はクスクスと笑いながら嫌味っぽく話した。

影「あぁ？！」

日「む、むかつくけど反論できねえ…。」

月「ま、次はこんな架空業者に引っかからないようにするんだね。んじゃ、お先に。」

山「日向、影山、色々お疲れ。また明日！」

制服に着替え終えた月島と山口が部室を出た。

日「なんとかなって良かったぁあ」

ひと段落ついた日向はホッと胸を撫でおろした。

影「全く、俺を巻き込むなよな…」

日「お前が勝手に巻き込まれにきたんだろ！」

影「なんだと！」

2人の言い争いは暫く続いた。