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mail 【白鳥沢】 ページ19

「…そうか、わかった。」


珍しく牛島が誰かと電話をしている。


電話を切った牛島が歩き始めたとき、後ろから天童が話しかけた。


天「おーい、若利くん!どこ行くの?」


牛「…コンビニだ。」


天「お!奇遇だねえ。俺も行くとこ〜。」


天童は小走りで先に歩いていた牛島に追い付いた。


天「今日はジャンプの発売日だからね〜。」


牛「あぁ、そうだったな。」


天「あれ?若利くんもジャンプ買いに行くんじゃないんだ。」


牛「いや、別の用事だ。」


天「ふ〜ん。」


しばらく歩いているとコンビニに着いた。


天童が本や雑誌が置かれているコーナーへ真っしぐらへ向かう中、牛島はATMの前に立った。


天「お、あったあった〜♪」


天童がジャンプを手に取りレジに向かう途中、牛島が天童に声をかけた。


天「どしたの若利くん。」


牛「これ、どうやって送金するんだ。」


天「なんか銀行名とか入力するんでしょ?」


牛島はぽちぽちと入力した。


天「で、送金するとこの名前じゃない?」


牛島がぽちぽちと入力する画面を見て天童が違和感を感じた。


天「ねえ若利くん。ウルワシチヨコって若利くんのお婆ちゃん?」


牛「いや、違うが。」


天「え、ウルワシチヨコって何者?」


牛「さっき電話で困ってるから助けてくれと言われてな。」


天「若利くんっ!それ!立派な詐欺!!」


牛「なんだって。」


天「ちょっと!その電話番号見せて!」



_人人人人人人_
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作者名:かなめ | 作成日時:2017年9月4日 17時

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