ふられた 7 ページ7
及川が腕を組みながら購買へ向かう。
及「手を振ってくれるなんてマイエンジェルちゃんは俺に気があるのかな…?」
花「心の声丸聞こえなのどうにかして。」
及「いや俺はマッキーに話しかけてるの!」
お目当の牛乳パンをゲットし、また教室へ戻る。
及「そうそう、こうして帰るときにマイエンジェルちゃんに出会ったんだよね…」
及川の頭の中はエンジェルで一杯のようだ。
岩「出会ったというか突撃されたんだろ」
もう少しで教室に着く頃だった。
及川が女子生徒にぶつかり、牛乳パンを落とした。
及「わっ」
「いったー…すみません」
大丈夫?と声をかけようとした時だった。
及「マイ…エンジェル…」
A「…は?」
及川は廊下に跪いた状態で心の声を漏らした。
近くで見ていた花巻と岩泉もまさかの出逢いできょとんとしている。
A「あの、これ…」
落とした牛乳パンを及川に渡すが一向に受け取らない。
そう、及川はまた固まってしまった。
岩「わり、俺が受け取っとくわ」
A「あれ?これ前も……。まぁいいや、じゃ。」
Aは牛乳パンを岩泉に渡し、ぺこりとお辞儀して去った。
花「おい、聞いたか…?マイエンジェルって言われて、エンジェルちゃん『は?』って言ってたぞ…ww」
笑いを堪えながら花巻は顔を覆った。
岩「いや、そうなるのが普通だろ。…ん?なんか落ちてる。」
拾うとAの生徒手帳だった。
花「落として行く物ベタ過ぎwwww」
岩「へー、エンジェルって二年なんだ。取り敢えず、これ返してやらないとな。」
花「面白くなってきたぞ〜〜wwあ、写真撮っとこwww」カシャ
2人は廊下に跪いて固まる及川を置いて、教室へ帰った。
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作者名:かなめ | 作成日時:2017年8月25日 16時