【速報】及川徹、失恋【HQ】 (ページ24)

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ふられた 24 ページ24

放課後、カナちゃんに甘いものが食べたいと何度もせがまれ、仕方なくガ○トに入った。

「やった！ドリンクバーに近い！飲み放題だね！」

A「え？あーうん。」

るんるん気分なカナちゃんは注文を終え、早速ドリンクバーへ向かった。

すると両手にジュースを持つカナちゃんが直ぐに戻ってきた。
　

「ねえ！及川先輩いるよ！どっから見てもかっこいいねえ～」

カナちゃんはジュースを飲みながら及川をガン見している。

A「カナちゃん見すぎ」

カナちゃんはごくごくとジュースを飲み干し、ゴトッと机の上にコップを置いた。

「あれだけのイケメンを振るなんてほんと信じられないよ。私なら即効付き合ってたね！」

カナちゃんは二杯目のジュースに突入した。

A「そりゃイケメンかも知れないけどさあ。…中身何も知らないのに付き合うなんて私には無理。」

ふ～ん、と言いながらカナちゃんはまた及川をガン見した。

・‥…━…‥・‥

Aを見て固まった及川の鼻に岩泉がフライドポテトを入れようとした時、及川の意識が戻った。

及「ちょ！何してんの岩ちゃん！」

岩「ちっ」

花巻はすかさず及川が固まった瞬間に撮った写真を隣にいる松川に見せた。

松「久しぶりのメドゥーサ」

及「まさかこんなところで会うなんて…。ねえ！喉からからなんだけど！誰か何でもいいから淹れてきて！お願い！」

さっきまで3人を探して走っていたのと緊張で一気に喉が乾いた及川が3人にお願いした。

岩「は？自分で行けよ。」

花「及川の事なんて誰もww…見てないから行けるよ。」

及「いや！俺今めっちゃエンジェルちゃんの友達にガン見されてるんだけど！」

小声で焦る及川を見て、花巻は笑いを堪え切れず肩を震わせながら顔を手で覆った。

松「大丈夫。エンジェルは見てない。」

及「いやいやこの状況で行くなんて無理！」

及川が駄々をこねていると痺れを切らした岩泉が食べていたフライドポテトを飲み込み、口を開いた。

岩「仕方ねえな行ってやるよ。一緒に。」

及「一緒じゃ意味ないの！」

岩泉は駄々をこねる及川を引きずりドリンクバーへ向かう。

あともう少しで着く頃、岩泉が急に立ち止まった。

岩「わり、俺トイレ行ってくるわ。コーラよろしく」

岩泉は及川に持っていたコップを渡し、トイレに向かった。

及「ちょっと！…岩ちゃんの鬼ぃ！！」

結局及川は岩泉のコップを持って一人でドリンクバーに向かった。